募金で購入のウクライナの無人水上艇、1隻目の名前は「ヘルソン」に決定
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ウクルインフォルム
ウクライナのフェドロウ副首相兼デジタル移行相は11日、同国政府が開設した募金支援サイト「ユナイティド24」を通じて、1隻目の無人水上艇の購入資金が集まったと伝えた。同無人艇の名前は「ヘルソン」になるという。
フェドロウ副首相がテレグラム・チャンネルにて発表した。
フェドロウ氏は、無人水上艇1隻目の資金が集まったとし、「名前はヘルソンとなる」と報告した。
また同氏は、無人水上艇はロシアが占領するセヴァストーポリ湾にてすでに威力を発揮しているとし、これまでに黒海艦隊のフリゲート艦「アドミラル・マカロフ」が攻撃を受けたことを喚起し、同攻撃の後でロシア軍が海上における制海権を失ったことを指摘した。
そして同氏は、「砲撃からウクライナの町や海上を最大限防衛することが重要だ。そのため、私たちは100隻のウクライナ製の『海のドローン』(編集注:無人水上艇)の資金を集めている。それらは黒海海上の情勢を決定的に変えることができる。小さく、素早い無人艇は、ロシアの1億ドルの艦艇を成功裡に攻撃する能力を持つ」と強調した。
加えて同氏は、無人水上艇はユニークな機密開発であると指摘し、1隻あたり1000万フリヴニャかかると指摘した。価格には、無人艇、自動操縦システム装備、動画システム(赤外線カメラ)、通信、ジャミング対策、予備通信モジュール、戦闘部位が含まれるという。
さらに、自動制御ステーション、データ転送・保存システム、データセンター、並びに「いくつかの敵のための特別サプライズ」も含むと説明されている。
また、フェドロウ氏は、同無人水上艇購入支援は、ユナイティド24のウェブサイトから募金が行えるようになっていると伝えた。