「モスクワではない」=ゼレンシキー宇大統領、ヘルソン市訪問時、今後の脱占領につき言及

「モスクワではない」=ゼレンシキー宇大統領、ヘルソン市訪問時、今後の脱占領につき言及

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ゼレンシキー宇大統領は14日、平和への準備はあるが、ウクライナ全土の平和でなければならないと述べた。また、同氏は、今後の脱占領の意向についてもコメントした。

ゼレンシキー大統領がヘルソン市内での記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ゼレンシキー氏は、「これ(編集注:ヘルソン州一部地域の脱占領)戦争の終わりのはじまりか? もちろん、あなた方は私たちの強力な軍を見ている。私たちは、一歩ずつ私たちの国の一時的占領地全てへと進んでいる。もちろん、残念ながら、それは長く困難な道だ。この戦争は、私たちの国の最善の英雄を奪った。しかし、私たちには、全てがとてもはっきりしている。私たちはロシアを信じない。彼らは全世界を騙しているのであり、そのため私たちはさらに前進している。私たちは、平和への準備がある。しかし、私たちの国全土のための平和への準備だ。それは、私たちの国全体の領土のことだ。私たちは国際法と1つ1つの国の主権を尊重しているが、今は私たちの国の主権の話なのだ。そのため、私たちはロシアの侵略に対して戦っている」と発言した。

同氏はまた、ロシアがウクライナに対して、単に領土を明け渡すということはないと強調した。同氏は、この戦争の代償は非常に高いとし、多くの人々が負傷し、多くの人が死亡したと発言した。さらに同氏は、ウクライナ軍が包囲したことで、ロシア軍はドニプロ川左岸へと逃げ出したのだとし、「彼らは大きな危険の中にあったのであり、激しい戦闘が続いていた。これが結果だ。私たちは今日ヘルソン州にいる」と発言した。

記者から、領土解放の今後の意向について質問されると、ゼレンシキー氏は、「今後? モスクワではない。私たちは、他国の領土には関心がない。私たちは、私たちの国、私たちの領土の脱占領にのみ関心がある。そのため、私は、次が何になるかは知らないが、それは生じる」と発言した。

加えて同氏は、国際パートナーたちに対して、戦時下のウクライナへのサポートにつき謝意を伝えた。

写真:ニーナ・リャショノク/ウクルインフォルム

なお、14日、ゼレンシキー大統領は、ロシア軍から解放されたウクライナ南部ヘルソン市を訪問していた


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