第7回ウクライナ防衛支援会合開催 各国が新たな支援を発表
オースティン国防長官が会合後の国防省での記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
オースティン氏は、「私たちは先ほど第7回ウクライナ防衛コンタクトグループ会合(ラムシュタイン会合)を終えた。それはさらなる非常に成功した会合であった」と発言した。
同氏はまた、会合がロシアによるウクライナの民間施設や電力ネットワークへのミサイル攻撃が行われた時に開催されたことを喚起し、同攻撃は国際パートナー国のウクライナ支援の決意を強めただけであったと発言した。
さらに同氏は、「私たちは、ウクライナの自衛の根本的権利と国際秩序の基本的ルールの防衛を支持し続ける」と強調した。
加えて同氏は、今回の会合にて参加国がウクライナへの新たな防衛支援を発表したと伝えた。
具体的に、スウェーデンが2億8700万ドルの防空分野の支援パッケージを発表。スペインが、ウクライナに追加で防空システム「ホーク」を2基と同システム用ミサイルを提供すると発表。カナダが、総額5億ドルの防衛支援パッケージを発表した他、ウクライナ軍のための冬季用制服や装備品の主要ドナーであり続けることを確認したという。
さらに、ドイツがウクライナの火砲能力の強化に貢献をしたとし、多連装ロケットシステム用の弾薬の提供も行うという。ギリシャは、155ミリ口径砲弾の提供を発表。ポーランドは、榴弾砲・戦車の追加弾薬と短距離防空システムの提供を発表したと報告された。
オースティン氏は、欧州連合(EU)と英国によるウクライナ軍人の重要な訓練への貢献も指摘した。
その上で同氏は、「これらの貢献が大きな変化をもたらす」と述べた上で、ウクライナ軍がハルキウ方面とヘルソン方面で反攻作戦で成功したことを喚起した。
同氏は、同会合参加国は、極めて重要な装備・機材のさらなる提供のために、引き続き緊密に作業を行っていくと強調した。