戦争が来年春に終わることはまずない=イェルマーク宇大統領府長官

戦争が来年春に終わることはまずない=イェルマーク宇大統領府長官

ウクルインフォルム
ウクライナのイェルマーク大統領府長官は、ロシアの対ウクライナ戦争が来年春に終わることはまずないだろうとの見方を示した。

イェルマーク氏がハリファックス安全保障フォーラムでのスピーチの際に、ハウリロウ宇国防次官による、ウクライナ軍が年内にクリミアへ入る可能性と来年春に戦争が終わる可能性の言及にコメントした。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

イェルマーク氏は、「そのウクライナ国防次官の発言はあたかも夢のように聞こえる。もちろん、何百万人のウクライナ人が、この戦争ができるだけ早く終わることを夢見ている。しかし、私はより現実的である」と発言した。

同氏はまた、今年ウクライナはヘルソンを解放し、ハルキウ方面で前進するという戦場で戦果を達成したことを喚起しつつ、「しかし、この戦争は続いているし、私はいつ私たちが勝利するかにつき、確実な日や時間を口にする準備はない。しかし、それ(勝利)は確実に生じる」と発言した。

さらに同氏は、ロシアの侵攻開始当初は、ウクライナの強靭さについて否定的な予想があったが、今では世界の大半の人がウクライナの勝利に確信を抱いていると発言した。

同氏は、「毎日、毎分、私たちは、私たちとパートナーの共通の勝利ができるだけ早く実現するようにあらゆる可能なことを行っている」と強調した。

その他、イェルマーク氏は20日には、テレグラム・チャンネルに「クリミア奪還キャンペーンは生じる。私はそれを確信している」と書き込んでいる

これに先立ち、ウクライナのハウリロウ国防次官が、スカイニュースのインタビュー時に、ロシアが核兵器使用で脅迫しようと、ウクライナは勝利まで決して戦うことを止めないと発言していた。また同氏は、ウクライナ軍などが今年の12月末までに同国南部の一時的被占領下クリミアへと進軍を始める可能性、また2023年春の終わりにはロシアとの戦争が終わる可能性に言及していた。


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