ロシア軍、ウクライナの東部と南部を攻撃
ハルキウ州への砲撃については、シニェフボウ・ハルキウ州軍行政府がテレグラム・チャンネルで伝えた。
シニェフボウ氏は、「占領者は、榴弾砲にて、クプヤンシク地区、ハルキウ地区、チュフイウ地区を砲撃し続けている。榴弾砲にてヴォウチャンシクへの砲撃があり、住宅が損傷した。66歳の男性が負傷し、病院へ搬送された。(25日)未明と朝、ロシア軍は、クプヤンシクをS-300のミサイルで攻撃した。幼稚園と医療機関への着弾がある。暫定情報では犠牲者は出ていない」と伝えた。さらに同氏は、ヴォウチャンシクでは、69歳の男性が地雷で負傷したと報告した。
24日夜のザポリッジャ市への攻撃については、スタルフ・ザポリッジャ州軍行政府長官がテレグラム・チャンネルにて報告した。
スタルフ氏は、「敵はまたしてもザポリッジャ近郊を攻撃した。今回は、ミサイルは病院の近くに着弾した」と書き込んだ。
また同氏は、この攻撃で犠牲者は出ていないが、病院に損傷があり、数十枚の窓が割れたと伝えた。
その他、25日9時時点のウクライナ各地の軍行政府の情報をもとにした報告書の概要は以下のとおり。
スーミ州(北部):24日夜、ロシア軍は、ロシア領からセレディナ=ブダを砲撃。5階建て建物が損傷。また、セレディナ=ブダ共同体、シャリヒネ共同体を攻撃、民家が損傷した。
ザポリッジャ州(南部):24日、ザポリッジャ州で攻撃を受けた自治体は、コミシュヴァハ、チェルヴォネ、マリニウカ、マリ・シチェルバキ、オリヒウシケ、ノヴォアンドリーウカ、ノヴォダニリウカ、シチェルバキ、チャリウネ、ザリズニチュネ、フリャイポレ、オリヒウ、カムヤンシケ。民家、アパート、インフラ施設の破壊につき32件の通報あり。
ドニプロペトロウシク州(南部):25日未明、ニコポリ地区への砲撃あり。多連装ロケットシステム「グラート」と重火器にてマルハネツ共同体とニコポリ共同体が砲撃された。犠牲者なし。
ドネツィク州(東部):25日未明、ロシア軍は、ドロビシェヴェをS-300で砲撃。朝、バフムツィケ、ソレダール、アウジーウカへの砲撃再開。24日、アウジーウカの住宅街へとヘリによる攻撃あり。スロヴヤンシクへはS-300での攻撃あり。バフムート、ヴフレダル、マルインカ、クラスノホリウカ、トルシケ、ザリチュネへと榴弾砲による砲撃あり。
写真:ドネツィク州警察
ミコライウ州(南部):25日未明、敵は、オチャキウ共同体の港湾と自治体を多連装ロケットシステムで砲撃。結果、住民1名が負傷。住宅が損傷。
ヘルソン州(南部):州の状況は引き続き困難。敵は、ミハイリウカ、カチュカリウカ、ミロヴェ、ベリスラウ、ズミーウカ、イヴァニウカ、トカリウカ、ミキリシケ、ビロゼルカ、アントニウカ、ヴェレテンィケ、チョルノバイウカを砲撃。解放されたヘルソンは、ロシア軍の恒常的砲撃を受けている。24日、17時頃、ロシア軍は、榴弾砲と多連装ロケットシステムで居住地区を砲撃。集合住宅が炎上。敵の砲弾は、公園に着弾。結果、住民21名が負傷、7名が死亡。一時的被占領下リュビミウカ共同体カホウカ地区から一日中砲撃が行われている。ノヴォトロイツィケ共同体では、ロシア軍は、職業安定所を追加的に病院へと変えている。
その他の地域は相対的に平穏だった。