ロシア軍は多くの戦力を投じながらアウジーウカとバフムートへと侵入しようとしている=ウクライナ内務相顧問
ウクルインフォルム
ウクライナのデニセンコ内務相顧問は28日、現在のロシアの対ウクライナ侵略戦争において最も激しい戦闘が起きているのは東部のドネツィク州だとし、ロシア側は多くの損耗を出しながら、アウジーウカとバフムートへ向けてウクライナ側の防衛戦を突破しようとしていると伝えた。
デニセンコ顧問がテレビ番組出演時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
デニセンコ氏は、「最も困難な状況は、過去数か月同様に、ドネツィク州である。何よりもそれは、バフムートとアウジーウカだ。そこで最も激しい戦闘が生じている。ロシア人は、大地を自分たちの死体で埋め尽くしながら、アウジーウカとバフムートへと突破しようと、その死体の上を進んでいる」と発言した。
記者からの、ロシア側はそれら2地点にこれまでにどれぐらいの兵力を投入しているのかとの質問に対して、デニセンコ氏は、自身はそれについて確実な数字を有していないとしつつ、「しかし、彼らが、アウジーウカ方面とバフムート方面へと自らの戦力を著しく増やしたことはすでに明らかとなっている。そして、少なくとも何かしら、何かしらの前進を有権者に見せられるようにするために、人のことも機材のことも惜しむことなく、全てをそこに投入している」と伝えた。
その他、記者からの、ロシア側からの次の大規模ミサイル攻撃は、いつ生じると思うかとの質問について、デニセンコ氏は、これまで全ての週で、類似の大規模ミサイル攻撃を準備するために、ロシア側は平均して7〜14日を要してきたと指摘し、「残念ながら、私たちは、今日以降、ロシアがその大規模攻撃を始め得ることに準備しておかねばならない。いつそれが生じるか、明日なのか、明後日なのかについて答えることは、思うに、まず不可能だ」と発言した。
同氏は、安全ルールを軽視すべきではないとし、国民は電子機器充電用のパワーバンクを充電しておき、予備の水を用意しておくべきだと発言した。