ゼレンシキー宇大統領、北欧7か国外相と会談
ウクライナ大統領府広報室がゼレンシキー大統領とエストニア、ラトビア、リトアニア、アイスランド、ノルウェー、フィンランド、スウェーデンの外相との会談につき発表した。
発表によれば、ゼレンシキー氏は、現在の困難な時期に外相たちがウクライナを訪問することは非常に重要だとし、「おそらく、私たちがこのように広範な構成であなた方をウクライナで受け入れるのは初めてだ。満足とともに受け入れる。私たちは、あなた方がこの戦争において、真実の側、光の側、ウクライナの側、私たちの独立と自由を巡る戦いの側にいることを極めて嬉しく思っている」と発言した。
また同氏は、7か国に対して、ロシアの全面的侵略の中でのこれらの国による著しい防衛、財政、人道面の支援につき謝意を伝えた。
その際同氏は、「私たちは、ウクライナ軍の能力支援、私たちの負傷者への医療・リハビリ支援、ウクライナ軍人にとって重要な訓練ミッション実施、戦争によって外国に脱出したウクライナ避難民支援を特に評価している」と伝えた。
さらに同氏は、冬季の困難とロシアによるエネルギーセクターを対象としたテロに特に注意を促した。その際、同氏は、ウクライナに現代的防空システムとミサイル防衛システムの提供、並びに電力システム緊急支援が決定的に必要だと強調した。
双方は、さらなる対露制裁の増強とロシア侵略犯罪の捜査を行う特別法廷と、ロシアの対ウクライナ侵略にによって生じた損害の補償メカニズムの設置が重要であると指摘した。
その他、ゼレンシキー氏は、ウクライナの欧州統合願望への堅固な支持、特にEU加盟協議のできるだけ早い開始を目的とした支持につき謝意を伝え、さらに、NATO加盟というウクライナの戦略的方針の実現のさらなる促進が重要だと発言した。
同氏は、ウクライナの人道イニシアティブ「ウクライナからの穀物」の実現における諸国の参加と世界の食糧安全保障へのパートナーたちの財政面の貢献が重要だと強調した。
なお、28日、キーウをエストニア、ラトビア、リトアニア、アイスランド、ノルウェー、フィンランド、スウェーデンの外相が共同で訪問していた。