ロシア軍の優先課題は引き続きウクライナ東部とクリミアへの回廊の維持=ウクライナ軍参謀本部
ウクルインフォルム
ウクライナ軍参謀本部のフロモウ総作戦局副局長は1日、ロシア軍の優先課題は引き続きウクライナ東部の現在の拠点と占領するクリミアへ続く陸上回廊を維持することだと発言した。
フロモウ氏が同日の記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
フロモウ氏は、「ロシア連邦の優先課題は、ドネツィク・ルハンシク両州の拠点の維持と、一時的被占領下クリミア自治共和国への陸上回廊を維持することであり続けている」と伝えた。
同氏はまた、敵はバフムート方面とアウジーウカ方面での進攻に努力を集中させており、またクプヤンシク方面、リマン方面、ノヴォパウリウカ方面、オリホヴェ方面では奪ったラインの防衛を積極に行っていると指摘した。
さらに同氏は、過去1週間でハルキウ方面とクプヤンシク方面にて、ロシア軍が進攻行動をとったが、進軍はできなかったと伝えた。また敵が民間インフラへと複数回の砲撃を行ったと報告した。
その他同氏は、ロシア領からウクライナ領の自治体に対する火砲・ミサイルの砲撃が行われていると強調しつつ、同時に(北部方面で)国境侵害の挑発が行われる可能性も排除されてないと伝えた。
同氏は、「私たちは、私たちの部隊を活発な戦闘行為が遂行されている脅威のある方面へと移動させることを防ぐために、敵は今後も国境地域に軍事プレゼンスを維持していくと予想している」と指摘した。