レズニコウ宇国防相、ロシア軍のミサイル残弾に言及

レズニコウ宇国防相、ロシア軍のミサイル残弾に言及

ウクルインフォルム
ウクライナのレズニコウ国防相は6日、ロシア軍は巡航ミサイルや弾道ミサイルをウクライナに対して使用しながら、いくつかのミサイルに関しては残数がかなり少なくなっていると指摘した。

レズニコウ国防相がテレビ番組出演時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

レズニコウ氏は、「彼らは自分への悪影響を考えずにすでに多くのことを行った。彼らは確かに巡航ミサイルと弾道ミサイルの残弾を利用しており、多くの点で、彼ら自身が攻撃を受けた場合に必要な予備の限界をはるかに超えてしまっている。イスカンデルのミサイルを見てみたら、彼らのところにはもう13%しか残っていないのだ。ルールでは、少なくとも25%はないといけないと言われており、30%は残しておかねばならないものだ。昨日の攻撃までは、カリブル(の残弾)は37%だったが、昨日彼らはその20%を発射した。よって、それは大体30%に近づいている」と発言した。

また同氏は、この期間中のロシア軍のいくつかの種類のミサイルの製造能力は著しく低下し、あるものによっては部品がないために全く作れなくなっていると指摘した。

同時に同氏は、「一つだけ、私たちがそれほど喜べていないことは、彼らにS-300のミサイルの在庫が非常に大量にあることだ。千単位である。彼らはそれを防空ミサイルとして使うだけでなく、地対地でも発射している。そのような手段で、私たちの国境隣接州、あるいは、一時的被占領地と接する州を脅しているのだ。ハルキウ州、ザポリッジャ州、今はヘルソン州も、そしてドネツィク州、ルハンシク州のことだ。つまり、彼らには今のところ、使えるリソースがあるわけだ」と発言した。

またレズニコウ氏は、この戦争を「リソース戦争」と形容しつつ、西側パートナーのおかげで、ウクライナは追加的なリソースを得られており、それによってウクライナ軍人たちが戦場で成功を納めることができていると発言した。

同氏は、「私は、彼ら(編集注:ロシア)は何かしらの新しい戦術を探し出すと思っている。思うに、彼らの司令部も、またクレムリン首脳陣の期待に答えられなかったとして、また交代するだろう。何らかの新しい解決策を探していくだろう。しかし、私たちはそれについて準備をしておかねばならない。なぜなら、私たちはそれらを確実に乗り切って勝利するからだ。この点で重要なことは、私たちやあなたたちの強靭さとその攻撃を耐える能力である」と指摘した。


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