ロシア軍、宇南部ミコライウのバス集積地をミサイル攻撃

ロシア軍、宇南部ミコライウのバス集積地をミサイル攻撃

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ウクルインフォルム
ウクライナへの侵略戦争を続けるロシア軍は7日夜間、ウクライナ南部ミコライウの交通機関の集積地をミサイルで攻撃し、複数のバスを破壊した。

8日、ティモシェンコ宇大統領府副長官がテレグラム・チャンネルで報告した

ティモシェンコ氏は、「ミコライウへの攻撃だ! 占領者は交通拠点を攻撃した。バスが燃えた」と書き込んだ。

またキム・ミコライウ州軍行政府長官は、本件詳細につき「7日夜23時50分頃、ミコライウは敵のミサイル攻撃を受け取った。暫定情報では地対空ミサイルシステムS-300だ。交通企業の敷地への着弾が確認され、機材に損傷が出た。犠牲者は出ていない」と伝えた

東部ハルキウ州のシニェフボウ州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、8日未明、同州クプヤンシクがロシア軍のミサイル攻撃を受け、行政庁舎が損傷したと発表した

シニェフボウ氏は、「今日4時30分頃、クプヤンシクへとミサイル攻撃があった。S-300のミサイルが行政庁舎の基礎のしたの地面に着弾した建物の壁が破壊され、自動車が損傷し、窓が割れた。暫定情報では犠牲者は出ていない」と書き込んだ。

さらに同氏は、7日のクプヤンシク砲撃の際に、民家も損傷し、火災が発生したと伝えた。犠牲者は出ていないという。

加えて、チュフイウ地区ペチェニヒへのS-300へのミサイル攻撃があったとし、平原に火災が発生したと伝えた。

同氏は、「私たちの防空部隊に感謝している。彼らのプロフェッショナルな行動がなければ、被害ははるかに大きかったであろう」と書き込んだ。

南部ザポリッジャ州の国家警察州総局は、7日、ロシア軍がザポリッジャ市近郊の村に対して、ミサイルKh-59とS-300のミサイルで攻撃を行ったと報告した

警察は、「ロシア軍は、ノヴォタウリチェシケ村にKh-59を放った。その巡航ミサイルは、地上の重要対象物を破壊するためのものだ。ロシア人にとって、そのような『対象物』は地元住民の住居であった。着弾により、住居と経済施設に火災が発生した。国家非常事態庁救助隊の火災の鎮火の後、法執行機関職員が破壊の被害を記録した」と伝えた。

写真:国家警察ザポリッジャ州総局

同攻撃により、15歳の少女とその義父が負傷したという。

さらに同州のクプリヤニウカ村にもロシア軍のS-300によるミサイルの着弾があったと報告された。同着弾により、2軒の民家が完全に破壊されたという。

ポロヒ地区では、ロシア軍攻撃により、オリヒウ住民の家が損傷し、3名の住民が負傷したとのこと。住民は、砲撃から隠れようとしたが、砲弾や爆発物の被害を受けたと伝えられた。

その他、8日9時時点の各地軍行政府の情報をもとにした報告書の概要以下のとおり。

スーミ州(北部):8日朝からロシア軍は、迫撃砲でミロピッリャ共同体を砲撃。7日日中、ロシア軍は、迫撃砲でズノブ=ノウホロツィケ共同体を砲撃。

ザポリッジャ州(南部):過去24時間、侵略軍は、フリャイポレ、オリヒウ、オリヒウシケ、ドロジュニャンカ、ノヴォダニリウカ、ノヴォアンドリーウカ、ポルタウカ、シェウチェンコヴェ、マラ・トクマチュキ、シチェルバキ、ノヴォダリウカ、ザリズニチュネ、チェルヴォナ・クリニツャ、マリニウカ、ステポヴェ、プラウニ、マリ・シチェルバキ、カムヤンシケの民間インフラを砲撃。住宅・インフラ施設破壊につき18の通報あり。

ドニプロペトロシク州(南部):ロシア軍は、8日未明、ニコポリ地区を多連装ロケットシステム「グラート」や重火器で砲撃。ニコポリ共同体、チェルヴォノフリホリウカ共同体、マルハネツ共同体が砲撃された。

ルハンシク州(東部):ウクライナ防衛戦力は、ロシア軍の攻撃をステリマヒウカ、プロシチャンカ、チェルヴォノポピウカ、ビロホリウカの近郊で撃退。クプヤンシク方面では敵は防衛しており、ステリマヒウカ、ノヴォセリウシケ、アンドリーウカを砲撃した。リマン方面では、フレキウカ、ネウシケ、マキーウカ、プロシチャンカへの攻撃が確認された。

ドネツィク州(東部):7日夜遅くから8日あさまで、ヴフレダル〜シヴェルシク間の衝突ライン全域で砲撃継続。8日未明、ロシア軍はアンドリーウカを「グラート」で砲撃。旧市街に着弾あり。アウジーウカ周辺の防衛ラインは拠点に対して激しい砲撃が行われている。8日朝から敵はクラスノホリウカ、ゼニート、オピートネ、ヴォージャネへの襲撃を活発化している。7日日中、ロシア軍は、クラホヴェ、ヤンピリを砲撃。過去24時間、ドネツィク州では、民間人が9名死亡、15名負傷した。

ミコライウ州(南部):8日未明、オチャキウ共同体の港湾敷地へと多連装ロケットシステムでの砲撃あり。犠牲者なし。7日、敵はクツルブ共同体の自治体1つの外を砲撃した。

ヘルソン州(南部):ロシア軍は、衝突ラインと接する自治体への大規模砲撃を継続している。ウクライナ軍参謀本部の情報では、火砲砲撃を受けたのは、15自治体以上。具体的には、オソコリウカ、ゾロタ・バルカ、カチュカリウカ、リヴォヴェ、ドゥドチャニ、トカリウカ、インジェネルネ、アントニウカ、ドニプロウシケ、ヘルソン。7日、ヘルソン州にて、4名の警察官が敵の地雷で死亡した。一時的被占領下ホラ・プリスタン共同体の状況が極めて厳しい。自治体は、恒常的な迫撃砲砲撃を受けている。ヘルソン州の電力供給復旧が継続。住民へは、人道支援が常に運ばれてきている。

その他の地域は相対的に平穏だった。


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