ウクライナは「無敵のロシア軍」に勝利する=宇軍インテリジェンストップ

ウクライナは「無敵のロシア軍」に勝利する=宇軍インテリジェンストップ

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ウクライナ国防省傘下情報総局のブダーノウ局長は、かつて「無敵のスペイン艦隊」が敗北したように、「無敵のロシア軍」もウクライナに対して敗北することになるだろうと発言した。

ブダーノウ情報総局局長がニュースサイト「ヴィルトゥアルナ・ポルスカ」へのインタビュー時に発言した

ブダーノウ氏は、「現在起きていることは、ウクライナ軍の独創性の証明である。真面目に言えば、非常に単純なことだ。私たちは、素早く適応し、古い装備も補完する。確かに私たちはよく古いタイプの機材を使っている。しかし、それは新たな課題と挑戦に適応させたものである。しばしば、私たちは、製造国よりも上手にそれらを用いている。私たちはまた、新しいもの(の取り扱い)も素早く学んでいる」と発言した。

同氏はまた、ウクライナの将来の勝利を説明する際に、ロシアの敗北を16世紀のアルマダの海戦のスペインの「無敵艦隊」の敗北と比較した。同氏は、「何よりまず、私たちは、戦争を何か静的なもの、凍結されたものとか、変化のないものとする考えから解放されねばならない。それは誤りだ。私は、戦争とは生きた存在だと思っている。私たちが目にしているように、私たちの敵は変化しており、状況に適応している。(中略)あなた方は、(編集注:ロシア軍の強さに関する)『神話』について質問した。確かに、私はそれが『神話』だと信じている。しかし、私は、私たちウクライナ人は世界のために『無敵のロシア軍』の物語を解体したとも思っている。歴史の話に戻ろう。エリザベス1世の時代、英国人たちは、海上でスペイン艦隊を撃破した。『大きく、無敵の』アルマダの艦隊をだ。同様に、私たちも『大きく、無敵の』ロシア軍を撃破する。ダヴィデがゴリアテを倒したように」と発言した。

さらに同氏は、敵軍の常態、ロジスティック、製造サイクル、政権幹部の問題・精神面の課題を積極的に分析することで、敵の今後の行動が予想可能になると指摘した。また同氏は、「私たちは、ロシア国内でも著しい変化を目にしている。全面的侵攻後、制裁発動後、ウクライナで死んだロシア人の遺体の入った何千もの黒い袋が帰国した後に消えてなくなったものがある。全てのことが機能しており、毎日、プーチン政権を徐々に壊し、弱体化させている」と述べた。

将来のロシア・ウクライナ関係について質問されると、ブダーノウ氏は、「非常に複雑なプロセス」が生じるだろうと予測した。

同氏は、「興味深いことに、現在、ロシアの情報空間、何よりインターネット空間、また野党の一部の間で、今回の侵攻は『プーチン一派』のみが非難させるべきだという考えが広がり始めている。それ(侵攻)に社会は関係ないというものだ。しかし、私たちは、3分の2以上の国民がプーチンの行動を支持している国と戦っているのだ! 私たちには、ロシアの将来がどうなるかはわからない。同国がいくつに分解するのか、賠償金や犯罪者の責任追及について、誰と話さなければいけなくなるのかは、わからない」と発言した。

その他同氏は、ウクライナの課題は、ロシア連邦を体系的に弱体化することであり、そのためにはNATOやEUの政治、経済、安全保障、司法、人道、教育の分野の機構に積極的に入っていくべきだと発言した。

加えて同氏は、「そして、旧ソ連時期は悪夢として忘れることだ。最終的には、私たちは、新しい戦後のロシア連邦に対するコントロールの形態を得なければならない。ウクライナとの間で起きたことが二度と繰り返されることのないようにである」と述べた。


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