ロシアの新たな全面的攻勢はなく、いくつかの方面での攻勢が予期されている=レズニコウ宇国防相

ロシアの新たな全面的攻勢はなく、いくつかの方面での攻勢が予期されている=レズニコウ宇国防相

ウクルインフォルム
ウクライナのレズニコウ国防相は、ロシア軍は近々新たな攻勢を仕掛けるための準備をしているが、それは全面的攻勢とはならず、いくつかの方面での集中的な攻勢となるだろうとの見方を示した。

レズニコウ国防相がウクラインシカ・プラウダ通信へのインタビュー時に発言した

レズニコウ氏は、「彼らはいわゆる『特別軍事作戦』なるものの課題で約束された計画を、間違いなく遂行できていない。そのため、私たちの情報機関が観察している状況からして、(ロシア)軍の最大の集中は、現在、東部に生じている。ロシア人たちは、ウクライナ同時(全域)制圧の戦術を昨年2月に試みたが、それは機能しなかった。つまり、リソースが散らかってしまい、彼らは多くのエリート部隊を失ったのだ。現在、彼らの新たな戦術は、(戦力の)集中であり、這いずりの試み、漸次的、10メートルずつ、制圧、押しやり、追いやりである」と発言した。

そして同氏は、ロシアが多方面で攻勢をかけるリスクは現時点ではないと述べた。同氏は、敵構成は具体的な方面で予期すべきだとし、現在最も深刻な敵部隊が存在するのが東部と南部と指摘した。また同氏は、「現在、彼らは、別の戦術で進軍するために集合している。彼らは、バフムート方面で襲撃部隊を編成して活動している。そして、もう5か月の間、多くの兵力、装備を失いながら体系的に進んでいるのだ。どこかに攻勢があり得るという場合、私たちの情報機関、参謀本部、パートナー国たちは、それは東部と南部があり得ると述べている」と発言した。

さらに同氏は、ロシア軍がヘルソン方面から攻勢をかける可能性は排除されているとし、ザポリッジャ方面からの攻勢は可能性があると指摘した。

同氏は、「彼らの夢は、供給を続けるために、クリミアへの陸路を拡大することである。そのため、もちろん、重要なリスクは、東と南、その後で北だ。これが現存するリスクだ。それは、落ち着いて、パニックを起こさずに評価せねばならない。私は、社会が『終わりだ』と思うことは望まない。そうではない。戦争は残酷で、血塗られており、まだ非常に危険だ。私たちは独立を防衛せねばならず、国として、ネイションとしての自分を守らなければならず、私たちの領土を解放せねばならない。その後、国を復興しなければならない。しかし、現在、私たちは集中して、焦点を合わせることが必要だ。町々から逃げ出さないといけないようなパニック的な根拠はない。唯一の危険があるのは、ミサイルと無人機の攻撃である。しかし、私たちの防空システムもまたより強力になっており、技巧力も高まっている」と強調した。


Let’s get started read our news at facebook messenger > > > Click here for subscribe

トピック

ウクルインフォルム

インターネット上の全ての掲載物の引用・使用に際しては、検索システムに対してオープンであり、ukrinform.jpの第一段落より上部へのハイパーリンクが義務付けてられています。また、外国報道機関の記事の翻訳を引用する場合は、ukrinform.jp及びその外国報道機関のウェブサイトにハイパーリンクを貼り付ける場合のみ可能です。「宣伝」のマークあるいは免責事項のある記事については、該当記事は1996年7月3日付第270/96-BPウクライナ法「宣伝」法第9条3項及び2023年3月31日付第2849ー9ウクライナ法「メディア」の該当部分に従った上で、合意/会計を根拠に掲載されています。

© 2015-2024 Ukrinform. All rights reserved.

Website design Studio Laconica

詳細検索詳細検索を隠す
期間別:
-