27日未明、ウクライナ軍、露軍攻撃の無人機を14機中11機撃墜
ウクライナ軍参謀本部がフェイスブック・アカウントで報告した。
報告には、「夜間、23時から朝にかけて、ロシア占領軍は、ウクライナ領に対して、14機の『シャヘド』タイプの無人機を使用した。暫定情報で、ウクライナ防衛者はその内11機を撃墜した」と書かれている。
キーウ市軍行政府は、テレグラム・チャンネルにて、キーウ周辺では9機の無人機が撃墜されたと報告した。
ポプコ行政府長官は、「キーウ周辺の上空では9機の無人機が撃墜された。(中略)無人機攻撃は実質的に2回の波に分けて行われた。その間は最大限間が取られた。そうすることで敵は戦術的目的として私たちの防空を疲弊させようとしていた。そのため、今回のキーウの夜間の空襲警報は長時間の5時間半続いた」と報告した。
同時に同氏は、キーウ方面では着弾はなく、犠牲者も出ていないと伝えた。
中部フメリニツィキー州では、シムチシン・フメリニツィキー市長がテレグラム・チャンネルにて、同無人機攻撃により、民間人が1名死亡、4名負傷したと報告した。
シムチシン氏は、「フメリニツィキー共同体への新たな大規模テロ攻撃だ。今回は敵は無人機を使用した。現時点で、死者1名、負傷者4名が判明している」と伝えた。
同氏はまた、複数の建物が損傷し、火災の鎮火が続いていると伝えた。
その他、南部ザポリッジャ州では州軍行政府がテレグラム・チャンネルにて、27日未明のロシア軍のS-300による攻撃を報告した。
行政府は、「敵はまたしてもS-300のミサイルを平和なザポリッジャに対して使用した」と書き込んだ。
また、クルチェウ・ザポリッジャ市長は、ミサイル2弾が民間の非居住型インフラに飛来し、破壊が生じている、死傷者は出ていないと報告した。
さらに南部ドニプロペトロウシク州では、リサク州軍行政府長官がテレグラム・チャンネルにて、ニコポリ地区にて、ロシア軍の砲撃が2回確認されたと報告した。
リサク氏は、「未明、敵はニコポリ地区を2回砲撃した。榴弾砲の砲撃を受けたのは、ニコポリ市とミロヴェ共同体だ。人々は無事だ。8軒の民家、経済施設、自動車、送ガス管、電線が損傷した」と伝えた。