春が終わるまでにロシアの戦闘手段は尽きる=ウクライナ軍インテリジェンストップ
ウクルインフォルム
ウクライナ国防省傘下情報総局のブダーノウ局長は、ロシアにとって、ウクライナで何らかの目標を達成するために残されている時間は今年の春の終わりまでだとし、それ以降ロシアには戦争遂行手段が尽きるだろうとの見方を示した。
ブダーノウ局長がUSAトゥデイへのインタビュー時に発言した。
ブダーノウ氏は、「ロシアは多大な数の人的リソース、兵器、物資を失った。同国経済と製造業は、その損失を補えない。同国は、軍の指揮系統を変えた。ロシア軍がこの春に自らの目標を達成できなければ、ロシアには戦争の手段が尽きることになるだろう」と発言した。
同氏はまた、ウクライナとロシアは「この春、決戦に入る。そして、その戦いがこの戦争が終わる前の最後のものとなる」との見方を示した。
同時に同氏は、この戦争は、ウクライナがクリミアをロシアの占領から解放するまでは終わらないとも強調した。
その他同氏は、西側がウクライナにさらに重火器を提供すれば、北大西洋条約機構(NATO)がロシアとの間の広範な戦争に引き込まれるリスクがあるとする、一部の西側諸国の政治家の主張を否定した。同氏は、「この紛争はすでにロシアと西側の間の存立戦争へと発展している。確かに、西側はこの戦争に自国軍をもっては参戦していない。しかし、彼らは。私たちが戦いで使う武器を提供している。それは、ウクライナがロシアに対して勝利することが共通の勝利であることを意味する。可能性は小さいながらも、もしウクライナが倒されるならば、それは西側文明全体の敗北となるのだ」と発言した。
写真:情報総局