バフムート情勢は厳しいが、包囲はされていない=ウクライナ安保会議書記
ウクルインフォルム
ウクライナのダニーロウ国家安全保障国防会議(NSDC)書記は6日、東部ドネツィク州バフムート市がロシア軍に包囲されているということは今のところないが、同方面の状況は厳しくはあると発言した。
ダニーロウ氏がテレビ番組「統一ニュース」出演時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ダニーロウ氏は、「今日の時点で、バフムート包囲に関する話はない。しかし、状況が厳しいのは明白だ。そのため、各場所で何をすべきか、どのような手段でその方面を増強するかという総合的決定が採択されており、その問題は最高司令官本部でも協議されている」と発言した。
同氏はまた、本件は6日の最高司令官本部会合でも協議されたとし、少なくとも1.5時間あらゆる細部について議論されたと伝えた。
同時に同氏は、バフムートはウクライナ領なのであり、「私たちはウクライナの大地は守らねばならない」と強調し、「もしバフムートが維持されなければ、私たちの国の全く別の町の防衛がどうなるかを想像して欲しい。そして、過去4か月で確かに要塞と化したバフムートは、私たちの国全体の防衛のために重要なのだ。私たちは、そこで起きていることを認識している。もう一度強調するが、私たちにとって、それは非常に重要だ」と発言した。
同時に同氏は、関係者が本件について何らかの決定を採択する場合は、ウクライナ社会は必ず方向を受けるとし、「私たちは何も隠すつもりはない。同方面の状況は厳しい。しかし私たちの軍人が述べているように、『厳しいながらもコントロール下にある』」と発言した。