ロシア軍、ウクライナ南部ヘルソン市を砲撃 住民1名死亡=各地被害
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ウクルインフォルム
対ウクライナ侵略戦争を続けるロシア軍は10日、同国南部ヘルソン市のタウリーシキー小地区を榴弾砲で砲撃した。結果、35歳の男性住民が死亡した。
ヘルソン州軍行政府がフェイスブック・アカウントで伝えた。
発表には、「ロシア占領軍は、ヘルソンのタウリシキー小地区を榴弾砲で砲撃した」とあり、砲弾着弾により建物が炎上したと書かれている。
行政府はまた、この敵の砲撃で負傷した35歳の男性が現場で即死したと伝えた。
また、東部ドネツィク州では、検事総局がテレグラム・チャンネルにて、同日のロシア軍のコスチャンティニウカへの砲撃により、地元住民が8名負傷したと報告した。
発表によれば、10日ロシア軍がコスチャンティニウカの住宅街を砲撃したとある。暫定情報では、攻撃はS-300のミサイルと多連装ロケットシステム「ウラガン」によるものだと書かれている。
8名の負傷者が確認されているとのこと。また、14軒の民間の建物、9台の自動車、ガス送菅、ガレージ、経済施設、民間インフラ施設が破壊されたと報告された。
写真:ドネツィク州検察
南部ドニプロペトロウシク州では、リサク州軍行政府長官がテレグラム・チャンネルにて、同日未明、同州の2つの共同体がロシア軍の砲撃を受けたと伝えた。
リサク氏は、「未明、敵はニコポリ地区をミサイルと重火器で攻撃。人々は無事だが、企業と民家が損傷した」と書き込んだ。
同氏はまた、ロシア軍はポクロウシケ共同体を狙って攻撃したとし、電力施設に着弾があり、大規模な破壊と火災が生じたと伝えた。3つの自治体で停電も発生したという。
さらに同氏は、「敵は榴弾砲によりチェルヴォノフリホリウカ共同体も砲撃。輸送、農業企業、行政庁舎が損傷。民家3軒、経済施設3軒、自動車、送電線が損傷した」と伝えた。
なお、10日9時時点の各地軍行政府の報告によれば、過去24時間でウクライナの9州でロシア軍の攻撃が確認されたという。