ロシアの春の対ウクライナ攻勢は限界に達しつつある可能性あり=戦争研究所
ウクルインフォルム
米国のシンクタンク「戦争研究所(ISW)」は19日、ウクライナへの侵略戦争を続けるロシア軍の春の攻勢は、大きな進展のないまま、限界に達しつつあるようだと報告した。
ISWの報告書に書かれている。
ISWは、過去数週間、ロシアの攻撃作戦のテンポが鈍化していることを指摘した上で、「ロシアのドンバス地方での春の攻勢が限界に達しつつあるかもしれないことを示している」と報告した。
さらに、ロシアはウクライナでの攻勢に約30万人の動員兵を投入したが、それでも戦術的な制圧地の漸増以上の目標は達成することができなかったと指摘されている。その上で、「ウクライナにおいて30万人のロシア兵がロシアに決定的な攻撃力を与えることができなかったのだとすれば、将来の動員の波での追加的兵力の投入をもってしても、今年劇的に異なる結果がもたらされる可能性は極めて低い」と予測されている。
写真:ウクライナ軍参謀本部