ミリー米統合参謀本部議長、ウクライナ東部バフムートのロシア側兵力に言及
ウクルインフォルム
ミリー米統合参謀本部議長は29日、ウクライナ東部バフムートの戦いにロシア側では約6000人のヴァグネル傭兵と最大3万人の新兵が参加していると発言した。
CNNがミリー統合参謀本部議長の発言を報じた。
ミリー氏は、下院軍事委員会にて、「彼らは今、主にバフムートで戦闘作戦を行っている。おそらく約6000人の傭兵と、多分さらに彼らが獲得した2万人か3万人の新兵がいる。その多くは刑務所出身者だ」と伝えた。
また同氏は、「そして彼らは、バフムート方面にて多大な犠牲者を出している。ウクライナ側は、そのものたちに多くの死と破壊を加えている」と説明した。
加えて同氏は、「ウクライナ人は非常に効果的な領域防衛を行っており、それはロシア人に多大な被害をもたらすことで証明されている。過去20、21日間で、ロシア人はバフムート内とバフムート周辺で全く前進できていない」と伝えた。さらに同氏は、「つまり、そこはロシア軍の大殺戮となっている。彼らはバフムート周辺で叩き潰されており、ウクライナ人は非常に良く戦っている」と述べた。
これに先立ち、ウクライナ陸軍のシルシキー司令官(上級大将)は、ロシア戦力の激しい攻勢を受け続けているバフムート方面におけるウクライナ防衛戦力の現在の主要な課題は敵を疲弊させ、多大な損耗を出させることだと発言していた。