ロシア軍のウクライナ南部ヘルソン州大規模砲撃 民間人21名死亡、48名負傷
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ウクルインフォルム
ウクライナへの侵略戦争を続けるロシア軍は3日、同国南部ヘルソン州への砲撃を行った。ゼレンシキー宇大統領は、これにより民間人が21名死亡、48名が負傷したと報告した。
ゼレンシキー大統領がテレグラム・チャンネルにて伝えた。
ゼレンシキー氏は、「世界はこれを見て、知らねばならない。鉄道駅と踏切、家、建材店、食料品スーパー、ガソリンスタンド。これらの場所を何が結びつける物が知っているだろうか? ロシアが砲弾にてヘルソン市やヘルソン州の住民を殺すことで残した血の跡だ。現時点で、21名の人が亡くなった! 48名が負傷した! 全員民間人だ! 1日経たずにだ! たった1州でだ!」と書き込んだ。
同氏はまた、遺族への哀悼を述べ、ウクライナは罪人を決して許さないと強調した上で、「悪の国に勝ち、全ての罪人に責任を取らせる」と書き込んだ。
また検事総局も、今回の大規模砲撃につき、テレグラム・チャンネルにて報告した。
発表には、捜査班の情報によれば、5月3日の朝から、ロシア軍がヘルソン市と州内の他の自治体への大規模砲撃を開始し、21時10分の時点で、ヘルソン市ではこの砲撃と民間インフラ施設への着弾により、民間人が17名死亡、48名が負傷、内2名が児童だと伝えた。
その他、同日日中、同州のステパニウカとムジキウカの間にて、電線修繕中の電力事業者の作業班がロシア軍の砲撃を受け、3名が死亡したと報告された。
さらに、同日朝、同州ダルイウカ共同体にて、敵の砲撃により男性住民1名が死亡したという。