ロシア軍、キーウを再びミサイルで攻撃 児童含む住民3名死亡
キーウ市軍行政府がテレグラム・チャンネルにて伝えた。
発表には、キーウ市内のデスニャンシキー地区では、住民3名が死亡(内1名児童)、10名が負傷(内1名児童)、ドニプロウシキー地区では、2名が負傷したと書かれている。
さらに、デスニャンシキー地区では、集合住宅で窓や扉が損傷し、爆風でアパートのバルコニーが破壊。小児病院にミサイル破片が落下。学校2軒で窓と扉がミサイル破片により損傷。警察交番が破片で損傷。幼稚園に破片が落下し、爆風で窓が損傷したという。
ドニプロウシキー地区については、集合住宅へ落下したミサイル破片の爆風で窓が損傷。行政庁舎に破片落下。停車していた自動車が損傷、複数車両が炎上。中庭、道路、緑地に破片が落下したと書かれている。
ダルニツィキー地区では、犠牲者は出ていないものの、集合住宅の窓が爆風で損傷。温水パイプが損傷。非居住型建物への破片の落下で、1階が破壊。中庭や道路へ破片の落下が確認されたという。
ウクライナ空軍は、テレグラム・チャンネルにて、今回のロシア軍の攻撃は、弾道・巡航ミサイル計10弾で行われたが、ウクライナ防空戦力がその全てを撃墜したと報告した。
発表には、今回の攻撃は、弾道ミサイル「イスカンデルM」7弾と巡航ミサイル「イスカンデルK」3弾によって行われたものであり、その全てを撃墜したと書かれている。
空軍は、「6月1日2時45分頃、ロシア占領者は、ウクライナ首都キーウ市への攻撃を再開した。敵は再び作戦戦術ミサイルシステム『イスカンデル』にて地上発射型の弾道ミサイルと巡航ミサイルで卑劣に攻撃をしている。そのため、シェルターに隠れるための時間はそれほど多くない」と伝えた。
今回の攻撃は、露ブリャンスク州から発射されたものだという。
同時に、空軍は、今回の防空戦の結果、児童を含めた死傷者が出ていると伝えた。