ゼレンシキー宇大統領、モルドバで仏英独首脳らと会談

ゼレンシキー宇大統領、モルドバで仏英独首脳らと会談

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ウクライナのゼレンシキー大統領は1日、訪問先のモルドバ首都キシナウにて、マクロン仏大統領、スナク英首相、ショルツ独首相などと会談を行った。

ウクライナ大統領府広報室が伝えた。

マクロン仏大統領との会談についての発表によれば、両首脳はフランスからのウクライナへの防空支援について協議を行った。また、5月25日のウクライナ防空問題コンタクトグループ会合(ラムシュタイン会合)での合意に従い、両首脳は、ウクライナ空軍にとって適切な時に、「ウクライナ軍航空機操縦士の戦闘機訓練の開始に関する枠組み条件の策定準備を確認」した。

また、次期ラムシュタイン会合の際に採択されるウクライナ操縦士訓練に関する公式決定の策定を目的として、両国の国防相に対して作業を行うよう指示が出されたという。

スナク英首相との会談についての発表によれば、ゼレンシキー氏は、スナク氏に対して、支援と戦車・戦闘機連合創設におけるリーダーシップにつき謝意を伝えた。

またゼレンシキー氏は、長射程ミサイル「ストームシャドー」の提供を高く評価し、「それはまさに、私たちが今必要としている武器だ。同ミサイルは、私たちの勝利に役立つ」と発言した。

ゼレンシキー氏は、ロシアのミサイル・無人機攻撃が活発化しており、ウクライナの防空強化が必要だと指摘、「ウクライナの町の上に空の盾を作らなければならない」と発言した。

また両首脳は、7月のビルニュス北大西洋条約機構(NATO)首脳会議へのウクライナの期待について話し合った。ゼレンシキー氏は、ウクライナにとってはNATO加盟展望に関する明確なシグナルを受け取ることが重要だと伝えた。

両者はまた、ウクライナの「平和の公式」の実現と「平和サミット」の組織、対露制裁強化、ロンドンで開催される国際ウクライナ復興会議に向けた準備についても話し合った。

ショルツ独首相との会談に関する発表によれば、ゼレンシキー氏は、ロシアのミサイル・無人機攻撃の激化を報告した上で、ウクライナの防空強化をはじめとする防衛支援継続が必要だと強調した。

同氏はまた、ウクライナが提案する「平和の公式」へのショルツ氏の支持、ドイツの同実現参加への準備につき謝意を伝えた。両首脳は、「平和サミット」への共同準備、同サミットへできるだけ多くの国を参加させることにつき協議した。

両者は、対露制裁の重要性について一致した。

その他、ゼレンシキー氏は、キシナウにて、モルドバ大統領、欧州委員長、ルーマニア大統領、ポルトガル首相、アルバニア首相、北マケドニア首相、イタリア首相、スペイン首相、スイス大統領、チェコ首相、アゼルバイジャン大統領と会談したと報告している


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