ロシアはウクライナの防空システムを弱体化できなかった=英国防省
ウクルインフォルム
英国防省は、ロシア軍が5月を通じて行った大量のイラン製自爆型無人機での攻撃は、ウクライナ軍の防空システムの弱体化が目的だったとの見方を示しつつ、他方、ロシアはその目的にて特別な成功は収めなかったと指摘した。
英国防省が軍情報機関の報告をツイッター・アカウントに掲載した。
報告には、ロシアが今年の5月を通じてウクライナに対して300機以上のイラン製自爆型無人機「シャヘド」を発射したとし、この数での攻撃は現時点で最も集中的な同機の使用だったと指摘されている。
国防省はまた、「ロシアはおそらく、ウクライナに価値ある最新の防空ミサイルの残弾を発射させる試みを持って、自爆型無人機をそれほど多く発射しているのだろう」と説明しつつ、同時に「ロシアはおそらく目立って成功はしていない。ウクライナは、主により古く、安価な防空兵器や電子戦機器を使って、少なくとも90%の無人機シャヘドを中和してきている」と指摘した。
さらに、報告には、ロシアはおそらくウクライナ軍の前線から離れた後衛戦力を発見して、攻撃を加えようとしていたのだろうと指摘されているが、「しかしながら、ロシアは、不十分な索敵プロセスのために、そのような離れた地点のダイナミックな標的に攻撃を加える上で、引き続き非常に非効率となっている」と報告されている。