ロシア軍、ウクライナ南部のカホウカ水力発電所を爆破

ロシア軍、ウクライナ南部のカホウカ水力発電所を爆破

ウクルインフォルム
6日未明、ロシア軍は、ウクライナ南部の水力発電所を爆破した。

ウクライナ軍南部司令部「ピウデン」がフェイスブック・アカウントで報告した

発表には、「ロシア占領軍が、カホウカ水力発電所の爆破を実施した。現時点で、破壊の規模、水の速度と規模、水没可能性のある地区を確認している」と書かれている。

イェルマーク宇大統領府長官は、テレグラム・チャンネルにて、同爆破につき動画とともに報告した

イェルマーク氏は、「カホウカ水力発電所。ロシアテロリストによるさらなる戦争犯罪だ。大統領は国家安全保障国防会議(NSDC)を招集する。これはエコサイドだ。ロシア人は、ヘルソン州南部とクリミアの住民のための飲用水がなくなる可能性、自治体や自然保護区の一部の破壊の可能性に責任を負う。さらに彼らの行動はザポリッジャ原発にとっての脅威をもたらしている」と書き込んだ。

また同氏は、中央政権、地方自治体が活動しているとし、人々の安全が今日の優先課題だと伝えた。

ダニーロウNSDC書記はツイッター・アカウントにて、ゼレンシキー宇大統領がNSDC会合を緊急招集すると報告した

プロクジン・ヘルソン州行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、ヘルソン州では危険な場所からの住民の避難が始まったと報告した

プロクジン長官は、「危険な地区の住民の避難が始まった。全ての当局が活動している。国家非常事態庁、警察、軍人、皆そばにいる。証明書類と最も必要なものを集めて、避難バスを待って欲しい」と伝えた。

また同氏は、5時間後に水は危険な水準に達すると伝えた。

さらに同氏は、現在ロシアに占領されているドニプロ川左岸の住民に対して、自らの命を守るための努力をするよう呼びかけた。

その他同氏は、水没の可能性のある危険な地区の住民に対して、どこに移動するべきかを示す一覧表を掲載した。

イェウトゥシェンコ・ニコポリ地区軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、カホウカ水力発電所破壊により、カホウカダムの水位が急激に下がっていると報告した

イェウトゥシェンコ氏は、「ロシアのクズどもがカホウカ水力発電所とダムを破壊した。カホウカ貯水地の水位は急激に下がっている。1時間で約15センチだ」と伝えた。

同氏はまた、住民に対して、飲用水やその他の用途の水の予備を最大限用意しておくように呼びかけた。


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