ロシア軍、ウクライナを自爆型無人機で攻撃 防空システムが35機中32機撃墜
ウクルインフォルム
ウクライナへの侵略戦争を続けるロシア軍は、20日未明にウクライナ各地を自爆型無人機で攻撃した。ウクライナの防空戦力は、発射された35機中32機を撃墜。他方、西部リヴィウでは重要インフラに無人機が着弾した。
ウクライナ空軍は、テレグラム・チャンネルにて、同攻撃と撃墜について報告した。
発表には、20日未明、ロシア軍はイラン製自爆型無人機「シャヘド136/131」でウクライナの軍事施設やインフラ施設を攻撃したと書かれている。発射は、露ブリャンスク州(北方)とアゾフ海東岸(南方)から行われたという。
その上で空軍は、「占領軍は、合計35機の無人機を使用。防空は32機を撃墜することができた。30機のシャヘドは、空軍の戦力・機材にて撃墜。残り2機は陸軍の部隊が撃墜した」と伝えた。
さらに発表では、同日防空戦力はウクライナの大半の州で活動したが、敵の攻撃の主な目標はキーウ方面であり、同方面で20機以上の無人機が撃墜されたと書かれている。
空軍はまた、ロシア軍は未明、南部ザポリッジャ州に対して弾道ミサイルにて攻撃したとし、イスカンデルMとS300による攻撃があったと報告した。
西部リヴィウ州の州軍行政府は、テレグラム・チャンネルにて、同日未明、リヴィウ市の重要インフラ施設に対して着弾があったと報告した。
発表には、「暫定にて、リヴィウでは重要インフラ施設への着弾がある。負傷者は出ていない」と書かれている。