露軍は宇東部ハルキウ州に戦力集結=シニェフボウ州長官
ウクルインフォルム
ウクライナ東部ハルキウ州のシニェフボウ州軍行政府長官は21日、同州クプヤンシク方面にてロシア軍が戦力を集結させており、工作諜報グループを常に展開しているとしつつ、他方でウクライナ軍はその敵の行動を全て観察しており、適切に対応していると伝えた。
シニェフボウ長官がテレビ番組「統一ニュース」出演時に発言した。
シニェフボウ氏は、「その方面は占領者にとって常に優先方面であった。なぜなら、そこは多くの鉄道連結のあるクプヤンシク=ヴズロヴィー町に続くのであり、それが彼らには必要だからだ。彼らはハルキウ州自治体の占領や、昨年秋に失った陣地の再奪取の病的意向を放棄していない。彼らは常に工作諜報グループを展開しているが、しかし、成功はしていない。私たちが今見ているのは、確かに戦力の集中だ。つまり、より規模の大きい攻撃、あるいは防衛突破の試みのための戦力集中が進んでいる。しかし、ウクライナ軍は反撃を加えており、全てを見ており、適切な方策をとっている」と発言した。
また同氏は、現在クプヤンシク共同体には1万1000人が暮らしており、その内520人は児童だと述べた。同時にクプヤンシク方面のロシアとの国境に隣接する自治体では、常に砲撃があり、人々はすでに避難していると伝えた。