ウクライナ国防次官、南部でのウクライナ軍の迅速な進軍は生じないと説明
ウクルインフォルム
ウクライナのマリャル国防次官は21日、ウクライナ軍は同国南部のメリトポリ方面とベルジャンシク方面にて攻勢を続けているが、迅速な行動はあり得ないと発言した。
マリャル国防次官がテレビ番組「統一ニュース」出演時に発言した。
マリャル氏は、「ウクライナ軍はメリトポリ方面とベルジャンシク方面にて攻勢を続けている。敵は、南部方面を地雷やコンクリートで良く固めている。彼らはそこに専門的部隊、空挺兵、機材を集結させている。激しい戦いが展開されている。しかし、私たちの軍人は、その機材を非常に効果的に破壊している」と伝えた。
同氏はまた、ウクライナ軍は先週南部方面で敵の戦車を18両、装甲車を29台、さらに榴弾砲、迫撃砲、さらにはヘリ1機を破壊した他、特殊兵器や防空システムも壊したと発言した。
そして同氏は、「つまり、敵は南部で完全な防衛は実施できていないのだ。私たちのウクライナ軍は、前進するために敵を強力に弱体化している」と指摘した。
同時に同氏は、敵を過小評価してもならず、迅速な行動はあり得ないとも発言した。その際同氏は、「敵は空で優勢であり、装備品、兵力数でも優位にある。しかし、ウクライナ軍人は、強力な攻勢・防衛行動を実施している」と発言した。