ロシア軍のミサイル攻撃でウクライナ中部で民間人2名死亡
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ウクルインフォルム
ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は、28日未明同国中部のポルタヴァ州をミサイルで攻撃した。現時点で、民間人2名の死亡、2名の負傷が判明している。
ルニン・ポルタヴァ州軍行政府長官がテレグラム・チャンネルで伝えた。
ルニン氏は、「敵の攻撃により2名が死亡、2名が軽傷で病院へ搬送された。さらに2名の行方が現時点で不明である」と伝えた。
また、敵の攻撃により、製造工場が完全に破壊されたという。
現在、行方不明者の捜索と瓦礫の除去が続いているという。
ウクライナ空軍は、テレグラム・チャンネルにて、同日未明にロシア軍が発射したミサイルを4弾撃墜したと報告した。
空軍は、未明ロシア軍は、ウクライナに対して海上と空中からミサイルを発射し攻撃したと伝えた。
発射されたのは、黒海の被占領下クリミアに位置するフェオドシヤの近海の海上から巡航ミサイル「カリブル」4弾と、一時的被占領下ヘルソン州の上空から2機のSu34から誘導航空ミサイル「Kh59」2弾が発射されたという。
この内、「カリブル」2弾と「Kh59」2弾を撃墜したと報告された。
その他、ウクライナ東部ハルキウ州のシニェフボウ州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、ロシア軍は過去24時間、同州の複数地区を砲撃したと報告した。
同氏によれば、攻撃を受けたのは、ハルキウ州のハルキウ地区、イジューム地区、チュフイウ地区、クプヤンシク地区、ボホドゥヒウ地区。ボホドゥヒウ地区では、敵の多連装ロケットシステムによる砲撃で、民家と店舗が損傷し、これにより39歳の女性が死亡、16歳の女性が負傷したという。
イジューム地区チェルネシチナでは、ロシア軍の砲撃にて、行政庁舎と民家が損傷。ハルキウ地区コザチャ・ロパンでは、敵の迫撃砲砲撃にて、少なくとも5軒の民家、送ガス管、店舗、車両が損傷したと報告された。