ゼレンシキー宇大統領、東部の軍拠点を訪問
ウクライナ大統領府広報室が伝えた。
発表には、「ドネツィク州への実務訪問時、ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領は、作戦戦術集団『ドネツィク』内でウクライナの主権と領土一体性を守っている部隊の指揮所を訪れた」と書かれている。
ゼレンシキー氏は、同地で各旅団の指揮官から前線の最新状況、部隊間連携、課題遂行状況、物資補給水準についての報告を受けたという。
さらに同氏は、指揮官から現地で生じている問題についても意見交換を行ったと書かれている。その中には、部隊がこれまで以上に無人機と対無人機装備を必要としていること、部隊の兵員不足、個別の弾薬不足などが指摘されたという。
大統領と指揮官は、旅団のマネージメント機能を担い、指揮官の戦闘活動のために時間を作り出す、補助システムの創設について話し合ったと書かれている。また、兵士の士気の向上手段についても話し合われたとのこと。
ゼレンシキー氏は、軍人に対して、勇敢さ、ロシア占領軍との戦闘における成果につき謝意を伝えたという。
その他大統領府は、ゼレンシキー氏が作戦戦術集団「ドネツィク」の軍人に叙勲を行ったと発表した。
写真:大統領府
また、ゼレンシキー大統領は、テレグラム・チャンネルにて、南部ザポリッジャ方面で戦闘を行う作戦戦術集団「タウリヤ」の拠点も訪れたと報告した。
ゼレンシキー氏は、「あなた方が過去数か月、残念ながら、数年間、の大きな奉仕につき謝意を述べたい。その奉仕は、必ずウクライナの勝利、ウクライナの人々の未来のための勝利をもたらすものだ。自らの命にとって大きなリスクのある中で、あなた方が私たちの国、私たち一人一人を守ってくれていることにつき、一人一人に感謝している」と伝え、また戦死した人たちのために黙祷を行うことを呼びかけた。
写真:大統領府
また、ゼレンシキー氏は、同地でも軍人への叙勲を行った。