ウクライナへの侵略戦争を続けるロシア軍は23日夜、同国南部ヘルソンの重要インフラを砲撃した。これにより、市内の送ガス管が破壊され、火災が発生。また、医療施設も砲撃の被害を受けた。さらにロシア軍は24日未明にも同市中心部を攻撃。民間人3名の死亡が判明している。
23日夜、プロクジン・ヘルソン州軍行政府長官がフェイスブック・アカウントで伝えた。
プロクジン氏は、「占領軍がヘルソンの重要インフラを攻撃した。ガスネットワークの爆発が発生。火災が生じた。また、医療施設の1つも砲撃を受けた」と報告した。同氏は、この攻撃で、15歳の児童を含む7名が負傷したと報告した。
続けてプロクジン氏は、24日未明にロシア軍がさらにヘルソン市中心部を砲撃したと報告した。砲弾が集合住宅に着弾し、87歳の男性と81歳の女性が現場で即死。爆発で54歳の男性が負傷。さらに、救助隊が同市の中央地区の瓦礫除去の際に男性1名の遺体を発見したという。人物の特定作業が続いているとのこと。