ロシア軍、ウクライナを大規模ミサイル攻撃 キーウ、ハルキウ、ドニプロ、リヴィウ等で爆発音
クリチコ・キーウ市長は、テレグラム・チャンネルで、防空システムの稼働を報告した。
クリチコ氏は、「キーウで爆発だ。防空稼働。シェルターにいてくれ」と書き込んだ。
キーウ市軍行政府は、テレグラム・チャンネルにて、撃墜されたミサイルの破片の落下がキーウ市内のポジリシキー地区とスヴャトシンシキー地区で確認され、集合住宅で火災発生、ポジリシキー地区では負傷者が出ていると伝えた。
キーウ州軍行政府も、テレグラム・アカウントで、州内で防空システム稼働していると報告しつつ、情報面の静寂を保ち、防衛戦力の活動を撮影したり、インターネットにアップロードしたりしないよう呼びかけた。
東部ハルキウのテレホウ市長は、テレグラム・チャンネルにて、ハルキウ市がミサイルで攻撃を受けていると報告した。
テレホウ氏は、「ハルキウは大規模ミサイル攻撃を受けている。市内は少なくとも6回爆発音が鳴り響いた」「暫定で、ハルキウはS300とKh22の2種のミサイルで攻撃された。現時点で、同市には8弾の飛来が判明している。暫定でキーウシキー地区とホロドノヒルシキー地区に対してだが、情報は確認されている。交通機関への電力供給に一定の問題が出ているが、専門家がすでに電力供給復旧に向けて作業をしている」と伝えた。
また同氏は、その後「ハルキウは、再び攻撃を受けている。今朝2回目だ。少なくとも4つの飛来がある」「今日3回目の攻撃の波がハルキウに来ている」と報告している。
南部ドニプロでは、リサク・ドニプロペトロウシク州軍行政府長官が、テレグラム・チャンネルにて、「ドニプロよ、情報面の静寂だ。爆発についての公式情報は、空襲警報の解除後に出る」と伝えた。
また公共放送は、ドニプロで複数爆発が聞こえ、デパートで火災が発生していると報じている。
北部スーミ州州軍行政府は、テレグラム・チャンネルにて、同州コノトプでロシア軍のミサイル攻撃により3名が負傷したと報告した。
南部ザポリッジャのウクルインフォルムの記者は、同市でも爆発音が聞こえたと伝えている。
西部リヴィウのサドヴィー市長は、テレグラム・チャンネルにて、「リヴィウで爆発音が聞こえる」「集合住宅への着弾とリヴィウの学校の1つが炎上したとの暫定情報がある。確認する」と書き込んだ。
また、これに先立ち、ロシア軍は、28日夜から29日未明にかけて自爆型無人機でウクライナ各地を攻撃。南部オデーサでは、撃墜された無人機の落下で集合住宅にて火災が発生していた。