ロシア軍、ウクライナのハルキウとオデーサを攻撃 負傷者計16名
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ウクルインフォルム
ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は、16日から17日にかけての夜間、ウクライナ東部のハルキウと南部のオデーサをミサイルと自爆型無人機で攻撃した。いずれの町でも民間人に負傷者が出ている。
東部ハルキウの被害については、シニェフボウ・ハルキウ州軍行政府長官がフェイスブック・アカウントで報告した。
シニェフボウ氏は、16日21時42分以降に、ロシア軍がベルゴロド側から「S300」のミサイルでハルキウを2回攻撃したと伝えた。
市内ホロドノヒルシキー地区では、約20軒の集合住宅の壁面、民間医療施設が損傷し、14台の自動車が破壊された。
また、シニェフボウ氏は、この攻撃により民間人が17人負傷したとし、内16名は女性、1名が男性だと伝え、その内13名が病院に搬送され、特に43歳と39歳の女性が重体だと伝えた。
救助隊は30名の住民を避難させており、また被害除去の作業が続いているという。
南部オデーサへの攻撃については、キペル・オデーサ州軍行政府長官がテレグラム・チャンネルで報告した。
キペル氏は、ロシア軍が自爆型無人機でオデーサを攻撃したとし、民間インフラが破壊されたとした上で、「ロシアの攻撃による負傷者数は3名になった。1955年生まれの女性と1995年生まれの女性が負傷した。医療従事者が必要な支援を施している」と伝えた。
写真:公共放送オデーサ支部
攻撃により、130人の民間人が避難したという。