ロシア軍、自爆型無人機でウクライナ南部ドニプロを攻撃 複数着弾あり
ウクルインフォルム
ウクライナ南部ドニプロペトロウシク州のリサク州軍行政府長官は、13日未明、ロシア軍が自爆型無人機で同州を攻撃したとし、防空戦力が10機撃墜したが、ドニプロ市内に複数の着弾があると報告した。
リサク州軍行政府長官がテレグラム・チャンネルで伝えた。
リサク氏は、攻撃を受けたのはエネルギー施設で、火災が生じたところ、すでに救助隊により鎮火したと書き込んだ。
また同氏は、「侵略者はインフラ施設も狙った。そこでも火災が発生。火は緊急に消火された」と伝えた。
その他同氏は、同州ニコポリ地区でロシア軍が夜間榴弾砲で攻撃を行ったとし、ニコポリ、マルハネツ、ミロヴェ共同体が攻撃を受けたと報告した。これにより、民家3軒が損傷、経済施設2軒が破壊、約50の太陽光パネルが破損したという。
電力会社「DTEK」は、テレグラム・チャンネルにて、12日から13日にかけての夜間、敵の攻撃により火力発電所の1つが損傷したと伝えた。
発表には、「敵はウクライナの民間施設、電力施設に対して体系的なテロ攻撃を続けている。2月12日から13日にかけての夜間、砲撃によりDTEK社火力発電所の1つが損傷した」と書かれている。
同社は、犠牲者は出ていないが、機材が深刻な損傷を受けたとし、発電所は発電を停止したと伝えた。
砲撃が止んでから、電力専門家により機材の稼働再開作業が開始されたという。
ウクライナ空軍は、13日未明、ロシア軍は23機の自爆型無人機「シャヘド136/131」を発射してきたところ、ウクライナ防空戦力はその内16機を撃墜したと報告した。
発射は、ロシア領プリモルスコ=アフタルスク、一時的被占領下クリミア・チャウダ岬から発射されたという。
撃墜は、ドニプロペトロウシク州、ザポリッジャ州、ヘルソン州で行われたと報告されている。
写真:参謀本部