ロシア軍、ウクライナ東部3都市をミサイルや爆弾で攻撃 死傷者複数
ドネツィク州クラマトルシクでは、18日朝の時点で死者が3名判明している。クラマトルシク市軍行政府は、テレグラム・チャンネルにて、「クラマトルシクではミサイル着弾地点で3人目の遺体の一部が見つかった。捜索救助作戦が続いている。もしかしたら、それは亡くなった若者の祖母かもしれない」と伝えた。
17日、ロシア軍はクラマトルシクへとミサイルで攻撃を行った。攻撃された民間住宅には3名の民間人がおり、その内46歳の母親と23歳の息子が死亡した。さらに、自宅にいた78歳と75歳の年金生活者の夫婦が負傷で病院へ運ばれた。
その他、爆風により20軒以上の経済施設と自動車1台が損傷した。
ドネツィク州スロヴヤンシクの市軍行政府は、テレグラム・チャンネルにて、同市へのミサイル攻撃で男性住民1名が死亡したと伝えた。
リャフ・スロヴヤンシク市軍行政府長官は、「17日夜、敵が大規模ミサイル攻撃を行った。着弾1つがスロヴヤンシク第18学校の校舎へ着弾した。そこには、社会食堂、不屈ポイント、人道支援配布場所が設置されていた。すでに捜索活動は終了している。壊された校舎の瓦礫の下から男性の遺体が見つかった。学校の警備員である」と伝えた。
ハルキウ州クプヤンシクでは、17日のロシア軍が誘導航空爆弾を投下。ウクライナの国家非常事態庁は、フェイスブック・アカウントにて、2名の住民の死亡を伝えた。
発表には、「17日13時30分頃、ロシアの誘導爆弾がクプヤンシク市中心部に着弾。爆発により3階建て集合住宅が破壊され、少なくとも10軒の民家が損傷。また、爆発により火災が2件発生し、国家非常事態庁の部隊が消火を行った」と書かれている。
救助隊は、瓦礫の下から4名の住民を救出したという。また、男女2名の遺体が瓦礫の下から見つかったと書かれている。
18日10時20分の時点で救出作業は完了したと報告されている。