6日の露軍のオデーサ攻撃はゼレンシキー宇大統領訪問とは関係ない=宇報道官
ウクルインフォルム
ウクライナ軍南部司令部「ピウデン」のフメニューク合同調整報道センター長は6日、同日朝のロシア軍によるオデーサへのミサイル攻撃は、ゼレンシキー宇大統領の同市訪問と関係のないものだと発言した。
文化情報政策省傘下の戦略コミュニケーション情報安全保障センター広報室がフメニューク氏の発言をテレグラム・チャンネルで伝えた。
発表には、「オデーサにおいてウクライナ大統領の車列がミサイル攻撃を受けたというのは嘘だ。それはロシアのメディアがギリシャの『プロトテマ』というメディアを引用して書いているものだ。敵が港湾インフラを攻撃したというのが真実である。ただし、3月6日の朝、ゼレンシキー氏はギリシャ代表団とともに、攻撃地点の近くにいたが、攻撃自体は彼らの訪問とは関係がない。そのことはフメニューク氏が報告した」と書かれている。
発表にはまた、ニュースサイト「真実のドンバス」の番組内で、フメニューク氏が、ロシアはテロ国家であり、同国は港湾インフラへの攻撃を続けていると発言したと書かれている。
その際フメニューク氏は、「確かに、オデーサにはミサイル攻撃が行われた。弾道兵器の可能性があり、港湾インフラの建物の1つに着弾した。しかし、それは具体的な訪問とは関係が一切ないものだ。それは敵が体系的に行っているテロと関係するものだ」と発言したという。
これに先立ち、6日、ロシア軍は、ゼレンシキー宇大統領とミツォタキス・ギリシャ首相が訪問していたウクライナ南部オデーサをミサイルで攻撃していた。ゼレンシキー氏は、ミツォタキス氏とオデーサを訪問していた際に、爆発音を聞いたと伝えていた。
ウクライナ海軍のプレテンチューク報道官は6日、同日朝のロシア軍のウクライナ南部オデーサに対するミサイル攻撃により、5名の死者が出たと発表した。