ロシア軍、自爆型無人機で首都キーウ方面と南部オデーサを攻撃 9名負傷
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ウクルインフォルム
ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は、23日未明に自爆型無人機「シャヘド」でオデーサとキーウ方面を攻撃した。オデーサでは、4名の児童を含む9名の民間人が負傷した。
国家非常事態庁がフェイスブック・アカウントで伝えた。
オデーサ被害に関する発表には、「平和なオデーサ市民へのさらなる攻撃だ。ロシアのテロにより集合住宅が破損、火災が発生した。救助隊が34名を救助、内3名は児童。9名が負傷、内4名が児童である」と書かれている。
写真:国家非常事態庁
キーウ市軍行政府は、テレグラム・チャンネルで、同日未明ロシア軍がキーウ方面へと自爆方無人機での攻撃を仕掛けたが、防空戦力が全機撃墜したと報告した。
発表には、「首都の未明の空襲警報は無人機の脅威と関連していた。暫定情報では、敵の無人機はクルスク州(ロシア)から発射され、スーミ州、チェルカーシ州を通過し、南西からキーウ方面へ入ってきていた」と書かれている。
防空戦力は、この敵の標的を全て撃墜したとのこと。
現時点では、キーウでは、破壊も犠牲者も確認されていないとしつつ、最新情報は確認され、更新されていくと書かれている。
キーウ州のクラウチェンコ州軍行政府長官も、フェイスブック・アカウントにて、同州では未明のロシア軍の無人機攻撃の際に住宅にも重要インフラ施設にも被害は出ておらず、犠牲者も出ていないと伝えた。
ウクライナ空軍は、テレグラム・チャンネルにて、同日未明、ロシア軍は16機の自爆型無人機「シャヘド」で攻撃を仕掛けてきたところ、空軍の地対空ミサイル部隊とその他防衛戦力の機動射撃はんにより、内15機をミコライウ州、オデーサ州、キーウ州、チェルカーシ州で撃墜したと報告した。
同時に空軍は、23日の未明にかけて、ロシア軍は、2弾の弾道ミサイル「イスカンデルM」を露ベルゴロド州から発射したとも伝えている。撃墜情報はなし。