ロシア軍、ハルキウを複数回ミサイルで攻撃 複数負傷者あり
シニェフボウ・ハルキウ州軍行政府長官がテレグラム・チャンネルで伝えた。
シニェフボウ氏は、14時16分に「ハルキウで爆発だ! 再攻撃のおそれがある」と書き込んだ。
またテレホウ・ハルキウ市長は、テレグラム・チャンネルにて、攻撃は産業地区に対して行われたとし、さらに「ハルキウへの直近のミサイル攻撃により、6名の市民が負傷した。彼らには治療が施されている」と伝えた。
その他、同日未明のハルキウへの攻撃の際に使われたミサイルの種類につき、ティモシュコ警察ハルキウ州総局局長は、公共テレビ出演時に、1つは弾道ミサイル「イスカンデルM」だったと発表した。
ティモシュコ氏は、「私たちは、(編集注:未明の攻撃の)2弾の内、1つのミサイルの型を明らかにした。そこは全面侵攻開始から、軍も他の防衛戦力も一切り用していないネミシュリャンシキー地区の民間セクター、民間施設だ。それは輸送を行っている民間企業だ。その企業の事務所に着弾があった。私たちは、それが『イスカンデルM』、9M723であることを確実に把握している。爆発物処理班が押収した破片の印から判明した」と発言した。
ハルキウへの攻撃被害 写真:ヴヤチェスラウ・マジイェウシキー/ウクルインフォルム
未明のもう1つの着弾に関しては、最初の場所から500〜600メートル離れた場所に位置する民間セクターの建物だったという。
その際同氏は、「そこにも破片はあるのだが、非常に小さい物なため、分析が続いている。もしかしたら、『イスカンデル』が空中で爆発し、一部が産業施設に当たり、残りが民間施設に当たったのかもしれない。そういうことはこれまでもあった。そのため、それが2弾のミサイルだったと確実に言うことはできない。そのため、処理班はまだ明言しない」と説明した。
同氏はまた、ミサイル攻撃のあったのとほぼ同じ時に。自爆型無人機による攻撃もあり、移動防空班が対処したと伝えた。
その他、同氏は、ハルキウ州内の自然施設「フェリドマン・エコパーク」の厩舎にも着弾があったと報告し、それが自爆型無人機「シャヘド」だったのか、どうかは解明中だと発言した。