ロシア軍、北朝鮮ミサイルでウクライナを攻撃 キーウ州で親子が死亡
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ウクルインフォルム
ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は、11日未明に北朝鮮製弾道ミサイルと自爆型無人機での攻撃を行った。キーウ州では、父親と4歳の息子が死亡した。
国家非常事態庁がテレグラム・チャンネルで報告した。
発表には、「本日未明、ミサイルの破片がブロヴァリ地区の民家に落下した。3名が重傷、内1名は13歳の子供だ。さらに2名、35歳の男性と4歳の息子が瓦礫の下敷きとなった。残念ながら、捜索救助作業の際に、両名の死亡が確認された」と書かれている。
ゼレンシキー宇大統領もテレグラム・チャンネルにて同攻撃につき報告した。
ゼレンシキー氏は、「暫定情報では、ロシア人は北朝鮮のミサイルを使った。そしてそれは、ウクライナに対する新たな意図的なテロ攻撃だった」とし、専門家がそのミサイルの精確なデータを把握するために作業していると伝えた。
オレシチューク空軍司令官は、テレグラム・チャンネルにて、ロシア軍は11日未明、ヴォロネジ州から北朝鮮製弾道ミサイル「KN23」4弾、プリモルスコ=アフタルスク、英スク、クルスクから自爆型無人機「シャヘド」57機でウクライナに攻撃を仕掛け、さらにドネツィク州ポクロウシクにおそらく多連装ロケットシステムで攻撃を行ったと報告した。
これに対して、ウクライナ防空戦力は、53機の「シャヘド」をミコライウ州、オデーサ州、チェルカーシ州、ヴィンニツャ州、キロヴォフラード州、ヘルソン州、キーウ州、ザポリッジャ州、スーミ州、リウネ州、チェルカーシ州で撃墜したという。
その他オレシチューク氏は、「ロシアの北朝鮮ミサイルによる攻撃について、次のことを述べる。弾道ミサイル『KN23』は、望んだ目標に到達することは稀であるが、住民に深刻な脅威をもたらしている。自分と親族を守るように」と書き込んだ。