クルスク作戦はウクライナ勝利計画の項目の1つ=ゼレンシキー宇大統領
ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は27日、ロシア領クルスク州の作戦は、ロシア・ウクライナ戦争終結段階の1つだと発言した。
ゼレンシキー大統領がフォーラム「ウクライナ2024 独立」の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
記者から、クルスク作戦によりカタールでのロシアの参加があり得たエネルギー分野協議が開かれなかったというのは本当かと質問されると、ゼレンシキー大統領は「クルスク作戦とカタール会合は全くもって繋がっていない。クルスク作戦は、『平和の公式』のどの項目とも関わりがない。クルスク作戦は第2回『平和サミット』とは関係があるか? ある。なぜなら、クルスク作戦は、ウクライナの勝利計画の項目の1つだからだ」と発言した。
ゼレンシキー氏はまた、クルスク州での作戦は「同僚たちとのエネルギー分野会合とは全く異なる目的」を持ったものだと指摘した。その際同氏は、その会議は破綻したのではなく、オンラインで開催されたと伝えた。
さらに同氏は、「エネルギー分野は非常に重要だが、しかし、戦争を終結させることも重要だ。クルスク作戦は、そのプロセスの段階の1つである」と強調した。
これに先立ち、米ワシントンポストが、ウクライナとロシアは8月にカタールを仲介として、エネルギーインフラへの攻撃を停止することに関する協議を開催することを予定していたが、ウクライナ軍のロシア領クルスク州での作戦により、少なくとも一時的に、その努力が破綻したとする記事を掲載していた。