ロシア軍、ウクライナ南部のザポリッジャとドニプロを攻撃 民間人に死傷者
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ウクルインフォルム
ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は、2日から3日にかけての夜間、同国南部のザポリッジャとドニプロを攻撃。いずれの町でも民間人に死傷者が出たことが確認されている。
ザポリッジャ州のフェドロウ州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、ザポリッジャでは23時頃に爆発の報告を行った。
フェドロウ氏はまた、「ロシアのザポリッジャへの攻撃により、8歳の男児と38歳の女性が死亡、12歳の女児と43歳の男性が負傷した」と報告した。
さらに同氏は、このミサイル攻撃でザポリッジャ市内のホテルが破壊されたとし、負傷した2名はこのホテルにいたと伝えた。
その他同氏は、州内の複数自治体への攻撃も報告しており、「住宅とインフラ施設の破壊に関する38件の報告は入ってきている」と伝えた。
ドニプロペトロウシク州のリサク州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、2日のロシア軍によるドニプロ市へのミサイル攻撃により、1名が死亡、6名が負傷したことを報告した。
リサク氏は、「昨日のドニプロへのミサイル攻撃により51歳の男性が死亡。6名が負傷した。その内37歳の男性が病院にまだいる。その他は、自宅療養だ」と書き込んだ。
また同氏は、自動車が炎上し、3台が破壊、12台が破損し、幼稚園1軒、民家7軒の窓が割れた他、1企業も破損したと伝えた。
写真:国家非常事態庁
さらにリサク氏は、2日夜と3日未明にロシア軍がニコポリ地区も攻撃したとしつつ、犠牲者は出ていないと報告した。