露軍のウクライナ全土大規模攻撃の各地被害続報
国家非常事態庁がフェイスブック・アカウントで伝えた。
同庁は、西部リヴィウ州では、敵ミサイルの破片の落下で、ガレージが破損し、火災が発生したと伝えた。
中部ジトーミル州では、敵攻撃により離れ屋と民家が破損。火災が発生。犠牲者は出なかったという。
中部キーウ州では、ミサイルの破片で民家と離れ屋、図書館などの建物、自動車2台が破損。民間ガレージで火災が発生。犠牲者は出ていないとのこと。
また、同庁は、テレグラム・チャンネルにて、西部プリカルパッチャ地方の重要インフラがロシア軍に攻撃され、火災が発生した、犠牲者は出ていないと伝えた。
南部オデーサ州では、キペル州軍行政府長官がテレグラム・チャンネルにて、ロシア軍の同日の攻撃で2名が死亡、1名が負傷したと報告した。
オデーサ州へのミサイル攻撃の被害 写真:ニーナ・リャショノク/ウクルインフォルム
またキペル氏は、攻撃を受けて水供給が停止されていたが、「現時点でオデーサは、水供給を徐々に再開している」と伝えた。
攻撃を受けた後のオデーサ市内の水不足 写真:ニーナ・リャショノク/ウクルインフォルム
南部クリヴィー・リフ(ドニプロペトロウシク州)のヴィルクル市防衛評議会議長は、テレグラム・チャンネルにて、ロシア軍のミサイル攻撃でインフラ施設が破壊されたと伝えた。
ヴィルクル氏は、「敵のミサイルがインフラ施設に着弾。破壊は甚大だが、おお、神よ、犠牲者は今のところ見かけていない」と伝えた。
同氏は、敵の同市への攻撃により緊急に熱供給施設とポンプステーションが停止され、水と熱の供給ネットワークに複数の衝撃が生じたと伝えた。その後、電力事業者「ウクルエネルホ」社は、緊急停電を導入。病院は、発電機での運用に切り替えられたという。
西部リウネ州へのミサイル攻撃につき、国家非常事態庁は、フェイスブック・アカウントにて、インフラ施設に火災が生じ、救助隊が鎮火したと報告した。
また、同庁は、同州における敵ミサイルの着弾により、住宅2軒が被害を受けたが犠牲者は出なかったと伝えた。
Рівненщина: рятувальники ліквідували пожежу, що виникла внаслідок ворожої атаки на об'єкті інфраструктури 53...
Опубліковано ДСНС України Неділя, 17 листопада 2024 р.
中部ヴィンニツャ州の警察は、テレグラム・チャンネルにて、同州ではロシア軍のミサイル攻撃により、重要インフラ施設と教育施設が破損したと伝えた。
警察は、「重要インフラ施設と、民間施設7軒(教育施設、集合住宅、ガレージ)への破損が確認された」とし、スポーツ学校のボート施設が大きな被害を受けた、また民間自動車2台も破損したと伝えた。
南部ヘルソンでは、ロシア軍の榴弾砲砲撃により、市民1名が死亡、無人機攻撃により2名が負傷した。ヘルソン州軍行政府が伝えた。
発表には、「残念ながら、中央地区への榴弾砲攻撃により1名が死亡した」とあり、さらに「爆発物の投下により、37歳と39歳の男性2名が負傷した」と書かれている。
西部リヴィウ州では、警察が、ロシア軍の攻撃により、死者1名、負傷者3名が発生したと伝えた。
また、敵の攻撃により、ガレージ20点が破損、火災が発生したという。
中部ポルタヴァ州では、プロニン州軍行政府長官がテレグラム・チャンネルにて、クレメンチューク地区にて撃墜されたミサイルの落下で、6軒の集合住宅のガラスが割れ、自動車が炎上、負傷者が発生したとし、その内1名が重傷で病院へ搬送されたと伝えた。
電力会社「DTEK」は、同日の大規模攻撃で、同社の火力発電所の設備が深刻な被害を受けたと報告した。
同時に同攻撃での犠牲者は出ていないという。
同社は、「攻撃が終了してから、同社従業員は、緊急に被害除去と施設の活動再開に取り掛かった」と伝えた。
さらに同社は、同攻撃は今年の同社施設に対する8回目の大規模攻撃だとし、またDTEKの火力発電所は、ロシア軍の全面侵攻開始から合計で190回以上の攻撃を受けていると伝えた。
同日の攻撃のこれまでの被害の報道はこちら。