「それは戦争規模の拡大であり、国連憲章の違反」=ゼレンシキー宇大統領、プーチン氏発言にコメント

「それは戦争規模の拡大であり、国連憲章の違反」=ゼレンシキー宇大統領、プーチン氏発言にコメント

ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は21日、同日のロシア首脳プーチン氏が新しい弾道ミサイルをウクライナ南部ドニプロに対して使用したことを認める発言に関して、プーチン氏は今年2度目となる戦争の規模拡大を行ったと発言した。

ゼレンシキー大統領がソーシャルメディア「X」アカウントに書き込んだ

ゼレンシキー氏は、「今日プーチンは、今年2度目のエスカレーション、この戦争の拡大への一歩を行ったことを認めた。新しい弾道ミサイルの使用だ。プーチンは私たちの町ドニプロを攻撃した。ウクライナの最大級の町の1つだ。それは、この戦争の規模と残虐性の明白かつ深刻な拡大であり、ロシアによる国連憲章の冷笑的な違反である。私は、これが今年のロシアによる2回目のエスカレーション行動であることを強調する。1回目の行動は対ウクライナ戦争へ北朝鮮を関与させたこと。少なくとも1万1000人の兵士からなる部隊をだ」と伝えた。

またゼレンシキー氏は、プーチンは、戦争の拡大を行わないようにと呼びかけている世界の人々全てを無視した上で、その2つの行動を行ったと指摘した。

そして同氏は、「彼にとっては、中国、ブラジル、欧州諸国、米国、その他の世界の国々全てが何を呼びかけているかはどうでも良いのだ。プーチンがこの戦争を始めた唯一の人物である。この絶対にいわれのない戦争を。そして彼が、この戦争を1000日以上続かせるようにあらゆることを行っている人物である」と発言した。

また同氏は、同日の弾道ミサイルはロシアが平和を全く望んでいないことのさらなる証拠だと指摘した。

加えて同氏は、「そしてプーチンは、あたかもウクライナが長射程兵器を使ったことが何らかの新しいステップとなったかのように述べながら、嘘をついている。私たちがその武器を使うのは初めてではなかった。そして、私たちは、国際法規範に従って、それを使う完全な権利を有している。他のあらゆるネイションが有すのと同じ、私たちの自衛の権利である。そして、ロシアのミサイルが私たちの町を攻撃し、毎晩ウクライナをイランの『シャヘド』が攻撃し、私たちの国境沿いに北朝鮮の部隊が展開される時、プーチンは戦争をさらに長引かせているだけでない。彼は、平和の再生を本当に望んでいる世界の人々の顔に向けて、毎回つばをはきかけているのだ」と指摘した。

そして同氏は、世界はロシアのそのような行動に対して反応せねばならないが、現在世界の強力な反応は見られないと発言した。

その上で同氏は、「プーチンはそのようなことに非常に敏感である。パートナーたちよ、彼はあなた方を調べている。この戦争の唯一の罪人が誰であるか、2月24日この戦争を始め、戦争を継続させるべくあらゆるリソースを注ぎ込んでいるのが誰なのかは、誰にとっても明白なことである。もしロシアの行いに対する強力な反応がなければ、つまり、彼らは、それは行っても良いことだと見るであろう。だからこそ、プーチンはそのように行動しているのだ。プーチンに、彼の病んだ野心がどのような代償を生むのか感じさせねばならない」と発言し、侵略国に対して対応を行い、圧力をかけるよう要請した。

写真:大統領府


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