ロシアがウクライナに発射する北朝鮮製ミサイルには日本含む5か国の国の部品あり=宇情報総局
情報総局がフェイスブック・アカウントで伝えた。
情報総局は、少なくとも1つの部品、特に英国の製造業「XP Power」の印のついた電圧変換器は、全面侵攻開始後の2023年2月に製造されたものだと指摘している。
ロシアとその同盟国である北朝鮮とイランは、兵器開発計画のための技術品を得るために、国際制裁を回避するために共通のスキームを利用していると書かれている。
また同局は、これらの国々の行動には輸出管理メカニズムの強化をはじめとする適切な対応を要するものだと強調した。
その他同局は、ロシアは北朝鮮から100弾以上の同ミサイルを受け取っているとし、最初にそのミサイルが対ウクライナ戦争に用いられたのは2023年年末だったと喚起した。加えて同局は、北朝鮮はミサイルに加えて自国の軍専門家もロシアへ派遣しており、彼らは発射台の整備を行い、実質的にウクライナに対する戦争犯罪へと参加していると伝えた。
同局は、このミサイルによりウクライナ人が前線でも後方の自治体でも犠牲者になっていると伝え、8月2日にはキーウの集合住宅への北朝鮮のミサイルの着弾で4名が死亡、8月11日にはキーウ州で「KN23/KN24」の破片により4歳の児童とその父親が死亡し、さらに3名が負傷したと喚起した。
そして同局は、北朝鮮の弾道ミサイル「KN23/KN24」やその他兵器から見つかった外国産の部品のリストは、特設ポータルサイト「ウォー&サンクション」で掲載されていると伝えた。
同ポータルサイトのミサイル「KN23/KN24」や無人機から見つかった部品のリストには、米国、中国、日本、オランダ、ドイツ、英国、スイスの7か国の19の企業が製造した部品が掲載されている。
「KN23/KN24」から部品が見つかった日本のメーカーとしては、ルビコン、東芝、日本精工(NSK)が報告されている。