ロシア軍のウクライナ南部ザポリッジャ空爆 死者13名、負傷者63名に上る
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ウクルインフォルム
ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は、8日同国南部ザポリッジャを空爆した。同攻撃による犠牲者数は、これまでに死者が13名、負傷者が63名に上っている。
国家警察がフェイスブック・アカウントで伝えた。
警察は、「ザポリッジャについて。(8日)21時20分時点で、63名の負傷者が出ており、内一部は現場で支援を受け、一部は自ら医療施設に支援を申請した」と伝えた。
ザポリッジャへの空爆の被害 写真:ドミトロー・スモリイェンコ/ウクルインフォルム
また内務省は、同空爆での捜索・救助作業は終了しており、死者数は13名となったと報告した。
内務省、ロシア軍は2弾の航空爆弾(UMPK FAB500)で同市を空爆したと伝えている。
ゼレンシキー宇大統領は、フェイスブック・アカウントにて、同攻撃につき「ロシア人がザポリッジャに対して空爆を行った。町に対する意図的な攻撃だ。現時点で数十名の負傷者が出ている。皆に必要な支援が与えられている。残念ながら、13名が殺されたことが判明している」と伝えた。
また同氏は、「一般の民間人が苦しむのを認識しながら町に空爆することほど残酷なものはない。テロについてロシアに圧力をかけねばならない。ウクライナにおける命の防衛を支えねばならない。このような戦争を信頼できる平和で終わらせられるのは、力を通じてのみだ」と強調した。