ロシア軍、ウクライナ南部ザポリッジャをミサイルと無人機で攻撃 1名死亡、26名負傷
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ウクルインフォルム
ウクライナへの全面侵略を続けるロシア軍は、23日未明同国南部ザポリッジャをミサイルと無人機で攻撃した。現時点までに1名が死亡、26名が負傷したことが判明している。
フェドロウ・ザポリッジャ州軍行政府長官がテレグラム・チャンネルで報告した。
同氏は、「集合住宅1軒が破壊され、30軒が破損した。さらにザポリッジャ市内のシェウチェンキウシキー地区とオレクサンドリウシキー地区における複数民家と非住居住宅が破損。公共企業の職員が敵のザポリッジャへの攻撃の被害を取り除いている」と伝えた。
同攻撃により、25名が負傷、その内10名が中度の負傷で病院に搬送されたという。
ロシア軍のザポリッジャ攻撃の被害 写真:ドミトロー・スモリイェンコ/ウクルインフォルム
ゼレンシキー宇大統領もまた、テレグラム・チャンネルで同攻撃につき報告した。
ゼレンシキー氏は、「未明、ロシア軍はザポリッジャをミサイルと無人機で攻撃した。それは、住宅地とインフラに対する攻撃だった。現時点でそのテロによりすでに1名の死亡と26名の負傷が判明しており、負傷者の中には生後2か月の子供もいる。再攻撃の際に、被害を取り除いていた私たちの救助隊が負傷した。現場では全ての関連当局職員が活動している。人々を最大限支援するためにあらゆることを行っている」と伝えた。
また同氏は、改めてロシアへの圧力を強化するよう呼びかけた。
同氏は、「ロシアのウクライナに対する日々のテロは、現在テロリストへのより大きな圧力を必要とするものだ。さらなる対露制裁や、私たちの街や自治体を守るためのさらなる防空、私たちの前線の戦士たちのための武器が必要だ。ウクライナへの支援は、命を守るものであり、待つことのできないものである」と発言した。
なお、ロシア軍は、同日朝、4弾のミサイルでザポリッジャを攻撃していた。