
ロシア軍、ウクライナ中部の天然ガス採掘施設にミサイル攻撃
ウクルインフォルム
ウクライナへの全面侵略を続けるロシア軍は、11日未明に同国中部ポルタヴァ州の天然ガス採掘施設に対して様々なミサイルによる複合攻撃を行った。
ウクライナ空軍がテレグラム・チャンネルで報告した。
空軍は、同日未明、ロシア軍がポルタヴァ州の天然ガス採掘施設に対して、空中、地上、海上発射型の巡航、弾道、誘導型の様々なミサイル計19弾による複合攻撃を行ったと伝えた。
攻撃の結果については、まだ確認中だという。
その他、10日から11日にかけて、ロシア軍は124機の自爆型や自爆型を模倣する無人機をミレロヴォ、オリョール、ブリャンスク、クルスク、プリモルスコ=アフタルスクから発射してきたと報告されている。
ウクライナ防衛戦力は、11日10時の時点で、この内57機を撃墜。迎撃戦は、ハルキウ州、ポルタヴァ州、スーミ州、キーウ州、チェルカーシ州、チェルニヒウ州、キロヴォフラード州、ジトーミル州、ドニプロペトロウシク州、ヘルソン州、ミコライウ州、オデーサ州で行われたという。

さらに、64機の模倣機が飛翔中に消失したとあり、これによる被害は出ていないとのこと。
同時に、この無人機攻撃によって、ポルタヴァ州、チェルニヒウ州、ハルキウ州、チェルカーシ州で被害が出たと書かれている。
また、ハルシチェンコ宇エネルギー相も、フェイスブック・アカウントにて、11日未明にロシア軍が天然ガスインフラを攻撃してきたと報告した。
ハルシチェンコ氏は、「未明、敵はガスインフラを攻撃してきた。朝の時点でエネルギー施設は攻撃対象のままだ」と伝えた。また同氏は、エネルギーシステムへのあり得る被害の最小化のために、送電システム運用者は、緊急の電力制限措置を導入していると報告した。