
ロシア軍、ウクライナ中部クロピウニツィキーを無人機で大規模攻撃 10名負傷
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ウクルインフォルム
ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は、20日未明、約200機の無人機による大規模な攻撃を再び行った。中部クロピウニツィキーでは同攻撃により、児童4名を含む、10名が負傷した。
ゼレンシキー宇大統領がテレグラム・チャンネルで報告した。
ゼレンシキー氏は、「本日未明、ロシアは約200機の『シャヘド』と模倣無人機を発射。キロヴォフラード州に対して大規模な攻撃が行われ、10名が負傷、内児童は4名、住宅、教会、インフラが破損した」と報告した。
また同氏は、「プロパガンダ発表はあっても、ロシアのウクライナに対する攻撃は止まっていない。毎日毎晩、100機以上の無人機とミサイルによる攻撃は止んでいない。ロシアはその発射の度に、世界に対して、平和への自らの真の姿勢を示しているのだ」と発言した。
ライコヴィチ・キロヴォフラード州軍行政府長官も、テレグラム・チャンネルで、クロピウニツィキーへの大規模攻撃の被害を報告した。ライコヴィチ氏は、「クロピウニツィキーは、敵の最大の攻撃を経験した。平和な住居、民間部門、集合住宅が壊された。嘲笑いのように、敵の無人機は『ミール(平和)通り』を狙った。幸いなことに、皆生きている」と書き込んだ。

他方で同氏は、負傷者の中には児童もおり、治療を受けていると伝えた。


また、公共放送局「ススピーリネ」クロピウニツィキー支局は、同市では30回以上の爆発が聞こえたとし、少なくとも21機の無人機での攻撃が行われたと報じていた。

写真:国家非常事態庁