
ウクライナ特殊作戦軍と保安庁、ロシアのエンゲリス航空宇宙軍基地を攻撃=宇軍参謀本部
写真
ウクルインフォルム
ウクライナ軍参謀本部は20日、特殊作戦軍と保安庁(SBU)の部隊がその他防衛戦力と連携して、同日未明にロシア連邦サラトフ州エンゲリス飛行場(航空宇宙軍基地)を攻撃したと報告した。
参謀本部がフェイスブック・アカウントで伝えた。
同飛行場周辺では火災が発生し、爆発と弾薬の二次爆発が確認されているという。
参謀本部は、「その軍事施設は、占領軍の航空機によってとりわけウクライナ両に対するミサイル攻撃や民間人に対するテロ攻撃を実施するために利用されていた」と説明した。
さらに発表には、ウクライナ防空戦力は、ロシア侵略軍の戦略的施設に関する詳細情報を有しており、国際人道法の規範を遵守し、民間人の安全を最大限保護しつつ、ロシア連邦の対ウクライナ軍事侵略を止めるために方策をとっていると書かれている。
これに先立ち、BBCロシア語版は、ロシア国防省の情報をもとに、3月20日未明にロシア軍が132機の無人機をロシア領ないで撃墜したと伝えていた。
ロシア国防省によれば、その際、サラトフ州で54機、ヴォロネジ州で40機、ベルゴロド州で22機、ロストフ州で9機、クルスク州で3機、一時的占領下クリミアで3機、リペツク州で1機の無人機を撃墜したという。
同時に、ロシアの報道機関やテレグラムチャンネルは現地住民の報告をもとに、サラトフ州のエンゲリスの貯油施設のある地区で火災が発生したと伝えていた。