
ウクライナ海軍報道官、あり得る「海の停戦」に言及
プレテンチューク報道官がラジオ・スヴォボーダへコメントした。
プレテンチューク氏は、「私にとっては海の停戦は、ウクライナの港湾インフラへの攻撃停止だ。それは『私たちにとって』であり、私たちはそれ(海の停戦)をそのように見ている。ロシアがそれ(海の停戦)に何を入れてくるかを当てるのは難しくないが、しかし、いずれにせよ、最終的な文書を読まねばならないし、その時になったら何らかの結論が出せよう」と発言した。
また同氏は、事実に基づけば、ロシアの攻撃の海の要素は主要なものではないと指摘した。同時に同氏は、一時的被占領下クリミアにありウクライナ領への攻撃に用いられているミサイルシステム「イスカンデルM」は大きな危険をもたらしているとも指摘した。
同氏はさらに、被占領下クリミアのチャウダ岬からは、自爆型無人機「シャヘド」が発射されていると喚起した。その上で同氏は、それらを海の停戦時の「海の要素」とみなすか否かはオープンな議題だと発言した。
同氏はまた、「今日の時点で、今年のはじめから3か月間で黒海にて巡航ミサイル『カリブル』が3回使用された。それを成功裡の使用だったと述べることは、例えば、私にはできない。それ以外の使用は、一時的被占領下クリミアからのものだ。もし作戦戦術ミサイルシステム『イスカンデルM』を考えるなら、発射はクリミア領から行われている。つまり、陸上からだ。もし、『シャヘド』の発射を考えるなら、それもまたチャウダ岬、クリミアであり、プリモルスコ=アフタルスクはロシアである。そう、それらは海からくるし、私たちはそれらが海から来るのを迎え撃つ。しかし、それは海の要素なのかどうか。黒海海上の航空機から発射されるミサイルは、海の停戦の構成要素なのかどうか」と発言した。
これに先立ち、ウィトコフ米中東担当大統領特使は、24日のサウジアラビアでの露米代表団協議では、黒海状況に影響を与えるだろうと発言していた。