
ロシア軍、ウクライナ東部ハルキウと南部ドニプロを無人機で攻撃 負傷者複数
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ウクルインフォルム
ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は、26日夜に同国東部ハルキウを、27日未明に南部ドニプロを自爆型無人機で攻撃した。
ハルキウでは、被害者が13名出たことが確認されている。検事総局がフェイスブック・アカウントで報告した。
捜査班の情報では、26日、ロシア軍はおよそ20時40分から21時30分にかけて、ハルキウに対して大規模な無人機攻撃を実施。市内では10回以上の爆発音が聞かれ、ハルキウ市内の2地区が攻撃を受けたという。

ハルキウ市内の被害 写真:ハルキウ州検察
市内スロビツィキー地区では、住宅街近くの倉庫に着弾が確認され、14歳の女児が爆発で負傷。他3名(5歳、71歳、70歳)に急性ストレス障害が発生したという。
キーウシキー地区では、無人機攻撃により、建物、ガレージ、自動車、民間企業が破損。9名に急性ストレス障害と負傷が確認されているという。
南部ドニプロでは、3名の民間人に被害が確認されているという。リサク・ドニプロペトロウシク州軍行政府長官がテレグラム・チャンネルで報告した。
ドニプロの被害 写真:ミコラ・ムヤクシコウ/ウクルインフォルム
リサク氏は、「無人機攻撃によりドニプロで生じた火災は全て救助隊が消火した。3名に被害あり。48歳男性、75歳と78歳の女性2名。皆に現場で支援が施された」と伝えた。
また同氏は、企業、教育施設、文化施設、10軒以上の集合住宅が破損、60台以上の自動車も破損し、数台が破壊されたと報告した。