「ロシアはスーミ州へ進軍したがっている」=ゼレンシキー宇大統領、抑止行為に言及

「ロシアはスーミ州へ進軍したがっている」=ゼレンシキー宇大統領、抑止行為に言及

ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は28日、ウクライナ軍人がロシア領クルスク州に今も駐留していることにつき、それは抑止要因であり、ロシア軍のスーミ州、ハルキウ州、ザポリッジャ州への進軍の開始を抑えていると発言した。

ゼレンシキー大統領が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ゼレンシキー氏は、「クルスク方面では、私がこれまで話してきたように、若者たちはあらゆる可能なことと不可能なことを行なっており、クルスク州には一切の包囲なく私たちの物理的プレゼンスがある。今のところ私たちはそこにおり、ロシアがスーミ州への侵攻を始めないための抑止要素となっている。それは私たちの分析であり、そうなるという事実ではない。私たちの分析で、私たちはそれに向けて準備している。私たちは、関連措置をもって準備しており、あちら側の部隊の集結を小さくし、言うなれば拡散させている。そして、そのためにクルスク州から少し下で私たちは関連の行動をとった。地理的にはもうブリャンスク州に入っているというのは、私たちにとっては、正直に言って、彼らのところの州がどうというのはどうでも良いことだ」と発言した。

また同氏は、ウクライナ側の司令部は敵軍の集結を見ており、データ分析を行なっており、敵の通信を傍受したものを聞いていると指摘した。そして、「彼らがそこでロシア語で話しているのは、『何のためにスーミへ向かうのだ? いつ戦争は終わるのだ?』というものだ。彼らは恐れているが、彼らに出口はないのだ」と発言した。

同氏はさらに、敵はハルキウ州とザポリッジャ州での進軍も試みるために、現在兵力を集結させているとし、その際北朝鮮軍人も関与させていると述べた。

その際同氏は、「そこにはヘリの集結があった。ご存じだろうか、それらは私たちの部隊が破壊した。つまり、そこでは軍の集結が進んでおり、北朝鮮人、ロシア人がいて、部隊、ヘリ、多くのものがある。そして、私たちは少しずつそれに取り組んでいるのだ。私は、完全に正しく行動していると思っている。一点に完全集結させていない、例えば、多くの部隊や武器を移動させたり、それらを別の方面、ハルキウやザポリッジャには投入させていない。それが私たちの話していることだ。確かに、その3つの方面が、彼らにとっての現在の優先だ」と指摘した。

同氏はまた、ウクライナ東部に現在駐留し、ウクライナ側が制止しているロシア軍部隊は、ウクライナの他の州に投入するには不十分な数だと指摘した。


Let’s get started read our news at facebook messenger > > > Click here for subscribe

トピック

ウクルインフォルム

インターネット上の全ての掲載物の引用・使用に際しては、検索システムに対してオープンであり、ukrinform.jpの第一段落より上部へのハイパーリンクが義務付けてられています。また、外国報道機関の記事の翻訳を引用する場合は、ukrinform.jp及びその外国報道機関のウェブサイトにハイパーリンクを貼り付ける場合のみ可能です。「宣伝」のマークあるいは免責事項のある記事については、該当記事は1996年7月3日付第270/96-BPウクライナ法「宣伝」法第9条3項及び2023年3月31日付第2849ー9ウクライナ法「メディア」の該当部分に従った上で、合意/会計を根拠に掲載されています。

© 2015-2025 Ukrinform. All rights reserved.

Website design Studio Laconica

詳細検索詳細検索を隠す
期間別:
-